2019年9月21日号。<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第二三回「よォーこそ!」:東良美季>

 おはようございます。ヨロンです。

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)が開幕し、日本は初戦でロシアに勝利しました。
 『ノーサイド・ゲーム』(TBS)で盛り上がっているにわかファンの私としては、試合について余計なことは言わないようにしますが、公式ユニフォームのデザインがイマイチだと思ったのは、腹の出た貧弱なオッサンが着ていたのを見たからかもしれません。筋肉がはちきれんばかりの屈強な選手が着ると、同じデザインかと思うくらいシャープさと迫力が増します。
 にわかファンでも、折角の機会なのでラグビーの楽しさを満喫しようと思います。

 トーラさんの小説に、コラージュ技法が出てきます。最近、AIによるDeepFake(ディープフェイク)が問題となっていて、現実に取り締まりが追いついていません。
 40年近く前は写真の切り貼りだったものが、今はAIによって実在の女優やモデルの顔と別の体を合成させるようになりました。本人か合成か判別できないレベルまで来ています。本来は、若かりし頃のハリソン・フォードの顔を、現在の若い俳優の体に合成させてスター・ウォーズの新作を制作する、といった目的で使われるものでした。
<若きハン・ソロにハリソン・フォードをAIが割り当てたディープ・フェイク・ムービーが登場>
https://gigazine.net/news/20181020-young-solo-deepfake/

 アダルト映画や写真での利用は倫理的な問題があると思いますが、今後通常の映画などでも頻繁に使われるようになってくると、それは映画界の発展につながるのか、後退となってしまうのか、興味のあるところです。

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一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第二三回「よォーこそ!」

東良美季(作家)

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