2020年4月25日号。<今だから観たいオススメ映画 / 一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五四回「縁は異なもの」:東良美季>

<今だから観たいオススメ映画 / 一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五四回「縁は異なもの」:東良美季>


おはようございます。ヨロンです。

 昨日、ランニングでのマスク着用について取り上げたところ、ランナーや医療関係者から意見が寄せられました。
 私としては、公園や市街地で並んで走っているようなランナーは、マスク着用も必要かもしれないけれど、ほとんど人とすれ違わない場所でひとりで走る場合必要なのだろうか、という問いかけのつもりでした。しかし、すでに感染者用の病床が足りなくなっている病院もあり、医療従事者も限界ギリギリで毎日戦っている現状を思えば、感染の確率がゼロでなければ、できる限り対策を立てるべきでしょう。私には現場の視点が欠けていたかもしれません。
 マラソン大会は6月ぐらいまではほぼ中止となっていることもあり、今は大会に向けた練習より、健康のために走るのが良さそうです。マスクもしくは山中伸弥教授が言うようなBuff(バフ)をフェイスマスクとして使い、いつもよりゆっくり走るようにすれば、心肺に必要以上の負荷をかけずに体力を付け、免疫力向上も期待できます。

 ちなみに、Buffというのはこういうもの。
https://yamahack.com/1521
 私も以前いただいたのですが、今まで使ったことが無かったので、今度使ってみます。


 一昨日の血気酒会で映画を取り上げたのは、週末に外に行かずに家で映画を観ましょうというT-1君の提案がきっかけでした。
『ショーシャンクの空に』とか『ニュー・シネマ・パラダイス』といった「感動映画ベスト10」の常連となっているような映画は置いといて、自分が独断で勧めたい作品を挙げてもらおうと思いました。
 オンラインで観られる映画という条件を付けるべきでしたが、まずは今日と明日2回に分けて紹介します。

 そういえば、昨年の12月24日号で<心と記憶に残る映画> として、勝手に『恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』『ステラ』『モスキート・コースト』『トータル・リコール(1990年版)』紹介していましたが、今回は次の映画を紹介させていただきます。

天使のくれた時間(字幕版)
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https://www.amazon.co.jp/dp/B00G882ODO/
 ファンタジーです。誰でも「あのときこっちを選んでいれば、もっと違う人生を送れたはずだ」と思ったことはありますよね。主人公のジャック・キャンベル(ニコラス・ケイジ)は、大成功したビジネスマン。しかしあるきっかけで、天使が昔別れた彼女との人生を彼にプレゼントします。それはお金持ちでも無く、普通のドタバタした一般庶民的生活でした。戸惑うジャックはそんな生活を嫌いますが、徐々に変っていきます。
 ニコラス・ケイジももちろん良いのですが、ヒロインのケイト・レイノルズ(ティア・レオーニ)がとにかく良く、私は最初に観たときにラストシーンで悶えまくって、DVDまで買ってしまいました
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=Ky8g_ALsi0Y 


 T-1君は『立候補』『エヴァンゲリオン』と『ミッドナイト・イン・パリ』を勧めました。『立候補』は選挙ドキュメンタリーで、いつかじっくり解説したいと思います。『エヴァンゲリオン』は私の年代ではよくわかりません(苦笑)。今日は『ミッドナイト・イン・パリ』を紹介します。
 ウディ・アレン監督脚本のロマンチックコメディ。ウディ・アレンの作品は設定が突飛なものが多いのですが、観ている時間に全く異なる世界に連れて行ってくれます。これはその中の傑作。
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予告編はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=44JgWU-S36o
 私は、最初『ラストタンゴ・イン・パリ』と間違えてしまい、「エッチな映画だろう」と言ってしまいました。ああ恥ずかしい。


 この調子で行くと止まらなくなってしまうので、あと2本。

羅生門 デジタル完全版
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解説ページ(映画.com
https://eiga.com/movie/31376/
コメント(推薦者:萬屋直次さん)
三船敏郎の鬼気迫る演技と京まちこの妖艶な色気に最初から最後まで引き込まれます。また、世の中の不条理さへの大きな問いかけに唸らされます。


選挙のときにも大変お世話になった三辻さんからは、目がえない人、見えにくい人のためのインターネット図書館『サピエ図書館』の紹介とともに、次の映画を教えてもらいました。これもベスト10の常連ですが、あえて挙げておきます。

レナードの朝
Amazonプライム(レンタル:¥199)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FW5I0FK/
コメント(推薦者:三辻雅典さん)
障碍者の目覚めや、医師の苦悩や、恋愛等々、色んなことを盛り込んでます。
ラストのロビンウィリアムスの独り語りは素晴らしい。
彼が最後に言う『飛び出せ青春』の決め台詞「 Let’s Begin!」は何を始めようと僕達に語りかけるのでしょうか?


 また明日もいくつか紹介します。今日もお送りするトーラさんの小説を読んでいると、私はなぜか松田優作を思い浮かべてしまいます。あの頃の日本映画も好きです。

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一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五四回「縁は異なもの」

東良美季(作家)

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