2020年5月23日号。<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 最終回「じゃあ最後に、雨上がりの夜空に」:東良美季>

<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 最終回「じゃあ最後に、雨上がりの夜空に」:東良美季>


 おはようございます。ヨロンです。

 文春砲に端を発した週末のゴタゴタを見ているだけでお腹いっぱい……というか、ひなびた温泉にでも行って、とりあえず畳の上に寝転がって「ふうっ」と言いたい気分です。

 官邸、検察、法務省、そしてメディアの混乱が刻々と伝わってくるにつれ、徐々に全体像が見えてきます。ひとつだけ言えるのは、「本来こうするべき」という責任のとり方をする人はおらず、言い訳とごまかしで乗り切ろうとしている醜い様が見えてしまっている、ということです。国民にとってどうあるべきか、ということは誰も考えていない。

「私に責任がある」という人が誰一人責任を取らない異様な状況。でも、これはずっと見てきた光景なのかもしれません。令和になって新しい時代を演出したところで、コロナ騒動が起きて、従来のやりかたでは通用しなくなってきたために、ほころびが見えてきたということでしょう。
 目の前に山ほど料理が運ばれてきて、「さあ、お食べ」と言われているようで、食べる前から胃が持たれてしまっているような感じですが、週明け月曜日に前倒しされた首都圏と北海道の緊急事態宣言解除の前に、整理してみます。


 さて、今日で「僕エロ」は最終回。先週告知したところ、惜しむ声がたくさん届きました。6月からの新連載を知って気持ちを切り替えた、というコメントもいただきました。
「エロ本」そのものに嫌悪感を持っている読者もいて、特に読むことはなかったという方もいらっしゃいます。当然、好みもありますし、読む読まないは自由です。私としては、一週間の中でひとつでも心のなかに残ってもらえたらいいな、という思いでお送りしているつもりです。もちろん、毎日ななめ読みでも構いませんし、週末に一気に読む、もしくは「今日もヨロンは生きていたな」だけでも構いません。

 毎週楽しみに読んできた方からしたら、今日は胸にジワッと来るものがあるかもしれませんね。今まで読んでいなかった方も、最近このメールを取り始めた方も、今日の最終回は読んでみてください。
 勝谷さんが最後まで書けずに終わってしまった「てんそこ」。「僕エロ」に書かれている時代は、それに続くものです。ここにも登場する「三尋狂人」は勝谷誠彦本人。この小説の中では生きているのです。
 昭和文化史というよりは、少し恥ずかしい思い出を蘇らせてくれる、VHSのビデオテープのような感覚で読ませていただきました。
 そういえば、橘家圓蔵は当時大人気だった月の家圓鏡。私は大学時代に「お前、圓鏡にそっくりだなあ」と言われていました。モノマネもよくやりましたよ。
「よいしょっと!月の家圓鏡でございます」

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一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 最終回「じゃあ最後に、雨上がりの夜空に」

東良美季(作家)

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