2020年5月9日号。<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五六回「すべてはオールライト」:東良美季>

<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五六回「すべてはオールライト」:東良美季>


 おはようございます。ヨロンです。

 昨日の半蔵門は、一昨日よりも人が戻ってきているように見えました。天気も良く風も心地良いので、買い物がてらに散歩してみようという気になります。マスクをしない人もチラホラと見えました。

 これを「気の緩み」とするのか、自然な動きとしてその先を考えるのかによって自分の行動も変ってきます。全国的には、なし崩し的に自粛緩和の流れになりそうです。
<休業要請、10県が全面解除~一部は18県、継続4県>
https://this.kiji.is/631464672015271009
<新型コロナウイルス感染症の重点対策が必要な13の「特定警戒都道府県」以外の34県のうち、事業者への休業要請を全面的に解除する方針の自治体が10県に上ることが8日、分かった。人が密集して感染リスクの高い施設などを除いた一部解除は18県。休業要請を当面継続するのは4県で、岡山、徳島の2県は休業要請を実施していない。内閣官房の7日時点の集計を基に、共同通信が自治体の8日の発表などを反映させた。>

 全面解除や一部解除を予定する県で、感染者の増加が見られないまま経済活動が戻ってくれば、全体的に活気も出てきて他の地域も追従するでしょう。特定警戒都道府県は人口も多く経済の中心地でもあるので、この先どうなるのか気になるところです。

 現在でも、コロナよりも仕事や収入が無くなることのほうが問題だと言えるため、今後は専門家会議や政府の方針を待たずに、自治体が独自に自粛要請を解除していくことが予想されます。
 政府は14日までに緊急事態宣言解除の基準を示すということですが、その前に多くの地域では解除が進み、政府が置き去りにされていくようなことにもなりかねません。

 学校も、感染予防の対策を行った上での開校が進められていくはずです。感染者の出ていない自治体は横並びに解除する方針となるでしょう。
 アベノマスクは、東京都の一部にしか送付されていないということが発表になりました。これから全国に発送することになりますが、行き渡った頃には店頭で普通に買えるようになっていることでしょう。すでに送る必要も無いと言えますが、裏でどうお金が流れているのかによって、やめるにやめられない事情がありそうです。
 10万円の給付が早いところではそろそろ始まりますが、遅いところは6月以降になるため、すぐにでも必要とされる人たちに行き渡らないという問題も考えられます。

 今後は、体力の弱っていく日本企業が、すでに立ち直った海外企業に負けたり買収される、といった問題が出てくることも考えられます。この1ヶ月は感染の増加傾向にあった4月とは大きく異なり、何を継続し、何を変えていかなければならないのか、日々求められる期間となります。

 毎日頂くメールで、それぞれの地域での現状も教えていただいています。これからどのようなことが起きて、どう対処しなければならないのか、考えてみようと思います。
 「僕エロ」には武道館コンサートが出てきます。ライブハウスだけでなく、大ホールでのロックコンサートは、今後しばらくは開催できないでしょう。しかし、クラシックコンサートや、さほど混雑しないイベント、美術館や博物館などは、徐々に再開しても良いはず。レストランは再開できるのか。居酒屋は?さすがに風俗関係はだめでしょうが、それこそ「闇営業」の店が広がっていきそうです。
 大きな方針のものとに進めるのも大切ですが、自治体単位と業種単位で細かく柔軟に対応してくことがこれから求められるのでしょう。ご意見などあれば、お寄せください。


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一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五六回「すべてはオールライト」

東良美季(作家)

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