<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五五回「ロックンロール・ショーの始まりだ」:東良美季>
おはようございます。ヨロンです。
一昨日くらいから、半袖でないとじんわりと汗が出てくるような陽気となっています。こんなときは、着るものを間違えて風邪をひいてしまいそう。
昨日も、一日事務所で仕事するために半蔵門に行きました。考えてみたら、毎年GWなんてこんなものなので、いつもと変わらない生活のはず。しかし、やはり違いますね。なんだかパラレルワールドに入り込んだ感覚です。
事務所に行く前に、通勤路の一部になっている有楽町ビックカメラに寄って、リモートワークに必要な機器の売り場に行ってみたら、そこそこ混雑していました。Amazonで品薄のものはビックカメラでも置いてなかったりするのですが、特売品コーナーにはゲームPC用のヘッドセットが山のように積まれていたり、ウェブカメラの在庫状況を店員に聞いている客がいたりと、現在の状況そのものが目の前に映像となって現れていました。
ネット回線が遅くなっているという報告が来ていて、実はそれを強く感じています。
半蔵門の事務所は住宅用のビルに入っているのですが、20ほどの入居者は全て法人です。ほとんど個人事業主のようなところばかり。
昨年、ネット環境が非常に不安定になり回線を見直しました。その後、有線で100Mbps程度は安定して出ていたのですが、このところ60M出ているかと思うといきなり遅くなり、1M程度まで落ち込むことがあります。ライブ配信では4M以上は使うため、仕事に支障を来す程度となっています。
これで思い出すのは、東日本の震災のころで、地震の直後はかなり不安定になっていました。勝谷さんが青ざめた顔で突然現れ、「これから臨時の配信やろう」と言い、ライブで流したときもかなり不安定だったことを思い出します。1ヶ月ほどは仕事に影響が出ていました。
今の不安定さは、リモートワークなどが増えて全体のトラフィックが上がっていることによるもので、固定回線からつなげているWi-Fiのトラフィックは増えているのに、昼間の携帯回線の利用がほとんど伸びていないため、最大4割値下げするプランを発表した携帯会社の業績が伸びていないという、皮肉な状況もあるようです。
昨日、私が後期だけ非常勤講師をしている武蔵大学の教務課から連絡が来ました。ここ数年、8人程度の受講生だったのですが、今年はプログラミングを予定していた授業内容をライブ配信に変えたところ、なんと73人の希望者がいるということでした。でも講師料は変わらない(苦笑)。
授業内容のシラバスを変更したのは3月20日ごろでした。今後は全国でライブ配信の需要が高まるだろうと考え、自分としても業務の延長でできるので(要は楽なんです)、講義内容を変えたところ、学生側のニーズに合ったということでしょう。
しかし考えてみると、在宅学習や在宅ワークをストレス無くできるのは、ひとりで作業に集中できる環境を持てる場合であり、最近は自宅から通っている学生が多いですし、小さな子どもを持つ家庭では集中して作業することは難しいのかもしれません。
ましてや先に挙げたように、回線が不安定になっていると学習や仕事に集中できなくなるので、機材だけの問題ではなく環境から考える必要があります。
そういう観点も入れて、昨日の「5割のオンライン化」や、専門家会議の会見で出た「新しい生活様式」などを検討していかなければならないのだと思います。
さらに、関心が急激に高まってきている「9月新学期」についても、実は今後の政府のメインテーマになる動きが出てきていますし、緊急事態宣言の延長と補償政策の関係や、いろいろな報告・提案もいただいているので、頭を少し整理して明日お伝えできればと思います。
—– : —– : —– :
一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五五回「ロックンロール・ショーの始まりだ」
東良美季(作家)
:::::::::::
※この続きをお読みいただくためには、ログインが必要になります。既存ユーザーの方はID(ご登録時のID)とメールアドレスをご入力ください。
既存ユーザーの方でログイン出来ない場合はこちらをご覧ください。
新規のご登録はこちらからどうぞ。