おはようございます。ヨロンです。
千葉ではまた豪雨があり、大きな被害が出ました。
<再び豪雨、千葉4人死亡 不明1人、福島で河川氾濫 降水、半日で1カ月分超え>
https://www.sankei.com/affairs/news/191025/afr1910250048-n1.html
<低気圧に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、関東や東北にかけて25日に大雨となり、千葉県内で土砂崩れが相次ぎ、福島県いわき市などで河川が氾濫した。千葉市では住宅が土砂に巻き込まれ、2人が死亡、1人が不明となっている。同県長南町と長柄町では、氾濫した川の水に車が流されるなどして、80代の男性2人が死亡した。大雨による死者は計4人となった。>
明らかに異常な状況で、被災者は物理的な被害だけでなく精神的にも追い込まれていることでしょう。この”異常”な気候の原因が地球温暖化にあるかどうかは議論の余地があると私は思っていますが、現実的に今後もこのような被害がでることは予想できるので、治水だけではなく、道路、水道、電気、通信などのインフラ整備を、災害を前提としたものに強化することが急務となっています。
災害対応に関しては、各関連省庁が横に連携して対応していくことが求められるのですが、災害に強い国造りを行うためには国交省の働きは重要です。ただ、以前から思っているのですが、国交相のポストが公明党議員の定位置になっているのは問題なのではないか。
公明党であっても「災害に強い国造り」のビジョンのもと、強力に進めてもらえれば問題は無いのですが、国交省、総務省、厚労省、経産省、農水省などの、国造りに深く関わる大きな省庁のトップこそが、まずは適材適所で人選して欲しいと思います。
今日はこれから大阪です。長居公園フルマラソンリレーに、読者チームで挑んできます。一周忌イベントの会場が神戸から大阪に変更になったり、「勝谷誠彦ベストコラム企画」を立ち上げようという話もあるので、T-1君とも相談して明日詳しくご報告します。
昨日は、経産大臣の実質的な更迭が異例のスピードで行われました。これは国会運営を考えたものだという指摘もされていますが、この流れを見ると、噂されている今年の解散は無さそうに思えます。国会が混乱したまま解散はできないということも考えられるのですが、どちらにしてもこのタイミングでの空転は極力避けたいところでしょう。
代議士(国会議員)と秘書の関係はいろいろあります。代議士が法律に違反しそうになったとき、「先生、それはまずいです」と忠告し、素直に代議士がそれを聞くという関係が理想です。しかし、親分である代議士が強くなると、「いいからやっておけ」と秘書に強制することもあります。それも、柔らかく言う人もいれば怒鳴る人もいます。ごくまれに暴力を振るうケースもありますが、そうなると秘書は当然恨みを持ちます。
意外と秘書どうしは事務所をまたいで横の関係があり、通常は情報を共有しながら慰め合ったり励まし合ったりするので、ブラックな事務所はすぐに噂となります。秘書にもベテランから新人まで、また従順な執事タイプから将来の代議士を目指す野心家までいるので、その行動も千差万別となります。「オヤジのためならタマの前に立つ」という任侠タイプは少なくなりましたが、そのような気持ちでいる秘書も存在します。
辞任した菅原一秀氏の場合は、その”危なさ”が永田町での常識となっていました。叩けばホコリが出すぎて、前が見えなくなるくらいのものです。さらに、今回の経緯を見ていると、過去の秘書だけでなく、今の秘書も尽くすどころか恨みを持つほどのものがあったと言えるでしょう。以前問題となった豊田真由子氏や最近の石崎徹氏などの場合は、まだ若造だったこともありますが、菅原氏の場合は大臣に抜擢されるほどのベテラン。本来であれば、秘書が強力なチームを組んで代議士を支えるようになっているはず。
それがクーデターを起こされてしまうくらいのものであることは、他の事務所の秘書だけでなく、菅原氏を抜擢した菅官房長官も知らないはずはないのです。
通常であれば菅さんが責任を取るべきところ、後任に再び菅さんに近い梶山弘志元地方創生担当相を当ててから経産相の辞任を発表したということは、それだけ菅官房長官の力が強いということの裏付けでもあります。安倍さんは完全に任せきっている。
おそらく、この件で多少内閣支持率は下がっても、すぐに戻ると踏んでいるのでしょう。対応も早かったので、大きな痛手とはならないとも予想されます。野党は週明けの国会でズルズルと首相の任命責任を取り上げようとするでしょうが、それは逆効果にしかならない。今後、菅原一秀氏に関しては司法に任せて、先の国交相の件も含めて「災害対応国会」にするくらいの攻めを見せるべきなのですが……難しいかな。
トーラさんの小説に出てくるVIC出版の話を読んでいると、世論社に重ねる部分が出てきます。世論社も3人で立ち上げた会社ですが、実質的には勝谷さんの発案で私が立ち上げたようなものです。会社としては、なんとか15年ほど順調に来ましたが、この先に関しては検討すべきことはあるな、と考えています。
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一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第二八回「夜の犬」
東良美季(作家)
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