2020年4月18日号。<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五三回「ノイズだらけのラジオが鳴ってらあ」:東良美季>
<一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五三回「ノイズだらけのラジオが鳴ってらあ」:東良美季>
おはようございます。ヨロンです。
窓の外は、雨が滝のように激しく降っています。こんな日は家にいるのが一番……とは言っても、こういう日に限って外出する用事があったりします。また、あまり強く降ると災害の危険性もあるため、避難指示が出るところもあるかもしれません。避難所は感染源ともなりかねないので、担当者は頭を悩ますところでしょう。この雨は夜まで続くようです。
多くの方に『高野登 想像力みがき塾』への視聴申し込みをしていただきました。ありがとうございます。明日の朝お送りするのは、「第0回」として挨拶程度のものになると思いますが、実は何をやるのか全くわかりません。内容は高野さんにお任せなので。
Zoomの他にYouTubeでそのまま流そうと考えて昨日テストしていましたが、どうも映像はカクカクになり、音声も若干Zoom特有の変調がかかるので、変にバーチャル背景を使わずに前々回の血気酒会のようなスタイルで、Facebookにも流そうかと考えています。
Zoomについては、セキュリティの問題について懸念するメールを複数いただきました。それについては明日お答えします。血気酒会でも取り上げましたが、結論から言うと、Zoom側の対策と運用の仕方で特に問題無いと考えられます。
10万円給付に関して。全国民一律にして5月中に配れるようにしようという方向性は良いと思いますが、経済同友会の櫻田代表幹事の「電子マネーで配ることもひとつの方法だ」や、麻生大臣の「手を上げた人に配る」という発言は、内外から足を引っ張るようなものです。櫻田氏は、SuicaやPayPayに10万円入れるには、まずシステムを変更しなければならないということが想像できないのだろうか。しかも電子マネーを持たない人のことは考えていない。麻生大臣は、本当に必要としている人がすぐに申告できると考えているのだろうか。そもそも二人には「国民一律に10万円」の意味が見えていないのではないか、と心配になります。
昨日、「早くて5月中旬以降、遅ければ7月」と書いたのはその通りになりそうです。
ということは、緊急事態宣言も5月6日では解除されず、延長することになると考えるべきでしょう。「ゴールデンウィーク明けまで頑張れば収まってくる」と国民は期待している中で、国はすでに延長を考えていて、そのギャップが目立ってきているような気がします。
来週くらいに現金給付の日程が明らかになり、5月頭に緊急事態宣言の期間延長を発表するという流れになるのだろうと思います。そうなったときに、一回限りの10万円がどれだけの意味を持つのか。当然、第二弾、第三弾の対策を検討しているはずなので、国民のメンタルを支える意味からも、中身のない精神論ではなく、具体的な補償対策を示して欲しいというのが、国民の正直な気持ちではないでしょうか。
昨日メールをお送りしてから気がつきましたが、「非常事態宣言」ではなくて「緊急事態宣言」でした。「もうすでに『緊急』ではない」という意識があったからか、「非常事態」としてしまったので、「緊急事態」に訂正します。
今日の「僕エロ」にはRCサクセションの武道館コンサートが出てきます。武道館も今はひっそりとしているのでしょうね。今の状況を、忌野清志郎さんは天国からどのように見ているのでしょうか。
—– : —– : —– :
一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第五三回「ノイズだらけのラジオが鳴ってらあ」
東良美季(作家)