2020年4月6日号。<緊急事態宣言でどうなる? / 徳島で快挙 / 『心に沁みる掲示板のことば』第一回 コロナウイルスと掲示板のことば:江田智昭>
<緊急事態宣言でどうなる? / 徳島で快挙 / 『心に沁みる掲示板のことば』第一回 コロナウイルスと掲示板のことば:江田智昭>
おはようございます。ヨロンです。
本日、政府が緊急事態宣言の準備に入ることを表明するようです。
<首相、緊急事態宣言へ意向を固める 特措法に基づき初>
https://digital.asahi.com/articles/ASN4626GLN46UTFK001.html
<安倍晋三首相は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言に踏み切る意向を固めた。諮問委員会に諮り、専門家の意見を仰いだうえで、近く宣言を出す方針だ。>
今日発表される感染者数は減り、明日7日はグッと高くなるので、明後日あたりに宣言されることになるのではないでしょうか。対象となる地域は絞られ、東京と大阪は決まり。その他は今後感染拡大が予想される道府県となるでしょう。
宣言によって大きく行動が制限されるわけではありませんが、東京や大阪などではさらに人の動きが少なくなり、夜の飲食店は相当数が一時閉店となります。強制ではなく、要請です。
これにより、以前から問題となっている経済の落ち込みが本格化するので、多くの店の経営が立ち行かなくなります。また、企業の休業補償も、今後は国が出さなければならないので、宣言と同時に補償が発表されるはず。
コンビニやスーパーは閉店しませんが、数日は買い溜め客が殺到するでしょう。ドラッグストアは、朝から並んで買い占めようとする連中がさらに押し寄せそうです。
東京都では緊急事態宣言が出た場合の対応を以下のように示しています。
<「緊急事態宣言」が出た場合 東京都の対応>
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/tokyo/correspondence.html
他の道府県では、東京よりは緩い制限になるでしょう。デイ・サービスや訪問介護なども気になるところですが、こちらは各自治体で方針が決められるはずです。
行政は住民に情報を出していきますが、情弱で流されやすい人はパニックに陥りやすくなります。
緊急事態宣言の期間はどれくらいになるのか。おそらく最初は3週間程度として様子を見るのでしょう。その最初の一週間はかなり混乱すると思われますが、徐々に落ち着いてくるはずです。しかし、すでに「コロナ疲れ」やフラストレーションが溜まっているために、それが治安の悪化につながることが懸念されます。
さらに大学も休校となると、地方から来ている多くの若者が実家に戻ろうとする事も考えられます。これは単に呼びかけだけではどうにもなりません。
緊急事態宣言というのは、人の動きを抑えて「3密」状態を無くし、感染の拡大を抑えるのが目的なので、効果は2週間後にやってきます。そのときに全国で明らかに感染者が減り、さらに一週間程度新たなクラスターの発生が無ければ解除ということになるのでしょう。減らなければ延長されます。
オンライン医療について書いたところ、厚労省が時限的な措置として認めるというニュースが出ました。
<新型コロナで初診オンライン容認 厚労省、当面の間の時限的な措置>
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200405-00000047-kyodonews-soci
<厚生労働省は5日、受診歴がない患者についても、初診からインターネットを利用したオンライン診療を認める方針を固めた。当面の間の時限的な措置となる見通し。感染の疑いのある患者の外出を避け、医師や患者の院内での集団感染を防ぐ狙いで、当初の条件付きで容認する方針から転換した。>
現場から見てどの程度歓迎されるものかわかりませんが、私は良いことだと思います。こういう動きはスピードを持って柔軟に進めていって欲しい。
徳島市長選挙で番狂わせがありました。
<徳島市長選 新人の内藤佐和子氏(36)が現職を破り初当選>
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200405/k10012369851000.html
全国の女性市長で最年少。東大法学部在学中に難病の「多発性硬化症」を発症し、その後ビジネスや市民活動を続けて、阿波おどり問題をきっかけに市長を目指すことになりました。対抗馬は現職で地元テレビ局の元アナウンサー。通常であれば勝つことは無いのですが、自民党内が割れ分裂選挙となり、接戦を制しました。これは選挙関係者からしたら驚きです。かなりSNSにも力を入れたそうです。
世間はコロナの自粛ムードですが、選挙は予定どおり行われています。しかし、握手ができないとか集会や街頭演説も自粛しなければならず、かなり手法を変えないといけません。当然、ネット選挙の比重が大きくなるので私の仕事も増えるのですが、「今回は特別だから」ということでは意味がなく、コロナ禍が過ぎても使えるような手法にしていく必要があります。
今日から、僧侶の江田智昭さんの連載が始まります。江田さんは、先日ご紹介した「お寺の掲示板」著者で、仏教の広報を仕事としています。
江田さんには、掲示板のことばと時事ネタを絡ませながら、隔週で書いていただくようにお願いしています。
とても楽しみです。感想や励ましのコメントをお寄せください。
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『心に沁みる掲示板のことば』
第一回 コロナウイルスと掲示板のことば
江田智昭(僧侶)