2020年2月27日号。<一芸百芸 ~変体仮名もこの程度ならよいのでは~:水島二圭>

 おはようございます。ヨロンです。

 昨日の夕方、赤坂の日本財団に行ってきました。目的は、4月開催予定のNPOイベントで行うライブ配信の下見。
日本財団と言えば、勝谷さんも笹川さんとのことを何度か書いていましたよね。
会場は綺麗だけど設備は古く、配信は難しそうでした。

 ライブ配信というと、血気酒会しか見ていない人は「ヨロンにまともなライブ配信ができるのか」と思うでしょう。今まで、何度か事務所の外からライブ配信をしていますが、失敗は”ほとんど”ありません。業務での配信は”ほとんど”成功です。
事務所で配信するときは、30分くらい前から準備を始め、新しいことをやろうとするのでトラブルも多いのですが、事務所の外や業務で行う場合は下調べをして、準備もしっかり行うので、基本的に失敗はありません。それでも、今までWi-Fiが途中で繋がらなくなったことはありました。カメラの電池が途中で切れてしまったという、マヌケなことも一回ありました。いろいろとライブは難しいのです。

 そのイベントは4月下旬にあるのですが、コロナウイルスの関係で延期になったと聞いて脱力してしまいました。それに合わせて予定を変更したものもあったのに。全国で同じようなことが頻発しているのでしょう。

 さまざまなイベント、セミナーや講演会などが中止・延期になる中で、ライブ配信の相談もあるのですが、実施まで行くのはハードルが高そうです。日頃からそれを業務にしている業者は良いのですが、私のところは基本はスタジオ作業なので、ライブ配信は、できるできない以前に依頼する方がイメージできていない。
それでも、複数台のカメラとスイッチャーを持ち込んで大掛かりに配信するものや、先日の神戸のようにスマホと小さな配信機器で簡単に配信できるものまで対応できるので、完成度を上げて可能な限り受けていくつもりです。

3月1日(日)の「血気酒会 ランニング特番」は、まだ場所を決めていません。開始時刻は18時。半蔵門か渋谷あたりになりますので、参加を希望される方は、
stealth@katsuyamasahiko.jp
までご連絡ください。観覧や飲食だけというのでもかまいません。

昨日は、結構思い切ったことも書いたので、「大丈夫ですか?」とご心配もいただきました。多くの感想をいただき、児童虐待については「はじめて意見が一致した」というコメントもありました。それはそれで嬉しいものです。
感情的になると視野が狭まるので、極力冷静になるように気持ちを落ち着かせてから書いています。それでも、たまには気持ちが高ぶって「筆が滑る」のではなく、「キーボードが”加速”する」ので、「そんな考えもあるんだな」と読んでいただければ幸いです。間違いや事実の誤認識などがあれば、その都度訂正していきます。
ご意見がありましたら気軽にお寄せください。お返事はなかなかできませんが、全て読ませていただいています。

かな文字は意外と難しいのですね。流れとか「か」の代わりに「可」なんて、なかなか気が付かないものです。

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一芸百芸  ~ 変体仮名もこの程度ならよいのでは ~

 水島二圭(書家)

 前回、前々回と縦書きや横書きについて取り上げましたが、書字論について改めて調べている中で、今月8日に拓殖大学で行われた東北大学名誉教授田中英道先生の講演動画に辿り着きました。

 私は田中英道先生から歴史の見方や国家とは何かということに関して実に多くのことを学ばせていただいていますが、今回の講演も大変貴重なお話でした。
ご興味のある方は是非ご覧いただきたいと思います。

(トランプ大統領の出現を始めとする今日の世界情勢についての謎が氷解とまではいかないまでも、半解?するかもしれません。)

https://www.youtube.com/watch?v=N5ITLIHoBmA
《「徐福・来日伝説は本当だった」日本国史学会 田中英道》

 日本の政治家や評論家は、田中先生がなさっているような歴史研究の成果にもっと耳を傾け、真摯に学ぶべきだと思います。そうすれば、現在の日本が目指すべき方向、国のあるべき姿が自ずと見えてくるはずだと私は信じているのですが…。

さて、前回に引き続いて今回も文字の書き方についての私見を述べさせていただきます。

 少しでも仮名書道を学んだ方はご存知でしょうが、仮名には平仮名の他に所謂「変体仮名」(「異体仮名」とも言います)というものが多数あります。
(今でもそば屋さんの看板で「そ」を「楚」、「ば」を「者」という崩し字で書いてあるのを見かけると思いますが、あれが変体仮名です)

 その変体仮名の存在が展覧会の仮名作品を読みにくいものにしているわけですが、(私が
「平仮名と漢字の調和」を終生のテーマにしているにも拘らず)「この程度の変体仮名は使ってもよいのでは」と思うことがあります。

 というのは、平仮名を1文字1文字離して書く分には不自由さは全く感じないのですが、2文字、3文字を続けて書こうとすると(これを「連綿」と言います)、どうしても流れが悪くなって書きにくく、また、見栄えも悪くなってしまうのです。
そんな場合の解決策として、書く場合に限って変体仮名の使用を認めてもよいのではないかと思うのです。

 私は書字学の専門家ではありませんので、どの変体仮名をどの程度認めるべきかという確然とした提言はできませんが、字書きの専門家として「これは認めてもよいのではないか」と思う字があります。
その代表的なものが「可」です。
平仮名の「か」の代わりに「可」を崩した変体仮名を用いるのです。
実例を古典作品から一つ挙げます。

 これは、紀貫之が書いたとされる「高野切第3種」にある文字ですが、「あきかぜ」の「か」を「可」とすることによって流れが引き締まったものになっているのが見て取れるのではないでしょうか。

 もっと分かりやすくするために「みかん」を2通りに書いてみます。

 いかがでしょうか。
Aは「み」「か」「ん」の3文字とも横幅を取る文字ですので、横の動きが強調されて流れが悪くなっています。
それに対してBは「可」を使うことによって次の字への移動距離が短くなり、縦への直線的な流れが生まれて見映えがよくなっていることがお分かり頂けるのではないでしょうか。

 遊びのつもりで、皆様もボールペンでも筆ペンでも結構ですので、是非「みかん」と「み可ん」を書いてみて頂きたいと思います。

 今申し上げたことを意識するだけで、仮名作品の見方が大きく開けてくるのではないでしょうか。

一作献上 「 たんぽぽの花には花の風生まれ 」 中村汀女句

水島二圭 一作献上

 確かに、たんぽぽの花のまわりには、ほのぼのとした風が漂っているような気がします。
中村汀女さんには「たんぽぽや日はいつまでも大空に」という名句もあります。

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