おはようございます。ヨロンです。
昨日、届いたメールを見始めて、椅子から転げ落ちそうになりました。10通以上のメールのタイトルが「日付」の文字が入っていたので読んでみたところ、4日から3回連続してタイトルの月が「11月」になっていた指摘だったのです。しかも、文面もほとんどが「さすがに誰か指摘するだろうと思っていたところ、3日間も間違っていたので」と。みなさん、「いくらなんでもヨロンも気がつくだろうし、誰かが指摘するだろう」と思われていたということです。
申し訳ありません。まったく気が付かずにいました。
すみません。少し言い訳させてください。
勝谷さんは、毎朝(というかほぼ深夜)2時か3時に起床。ニュースをチェックし、明け方に近くのコンビニで朝日新聞を買ってきて、テレビをつけたまま隅から隅まで読んでから日記を書き始めていました。多少フィクションも入っていると思いますが。
私は、前夜に8割方書くことを決めて、2時くらいに就寝。6時ぐらいには自然と目が覚めるのですが、7時に目覚ましが鳴るまで布団の中で葛藤し、目覚ましに起こされて顔を洗ってから書き始めます。
ところが今週は、7時に目覚ましが鳴ってもまったく起きられず、8時ぐらいに慌てて起きてから書き始める始末。作っていただいた日付スタンプは、事務所のMacに入れてあるのですが、自宅のMacには入れておらず、過去の『××な日々。』からタイトルの先頭部分をコピーしてきて日付部分だけ変えて書き始めているため、たまたま4日にコピーしたのが11月の日記であり、5日と6日はそれをコピーしたため、3回連続で間違えてしまったのです。体調のせいにはしたくないのですが、気が緩んでいたのでしょうね。送った後にも自分で読んでいるし、一覧も見ているのにまったく気が付きませんでした。恥ずかしい。
私的と言えるメールでも恥ずかしいことですが、これが公文書となると首が飛ぶレベルとなります。誤字脱字はもちろん、「てにをは」によって適用範囲がまるっきり異なるため、1字も間違えることが許されません。それだけ公文書は重要なものとなっているのですが、最近は改ざんや廃棄が当たり前になってきているので、その重要性が軽んじられています。といって、自分の間違いを正当化する気はまったくありません。
おそらく、勝谷さんが朝日ではなく読売新聞だけを読んでいたとすると、読売新聞だけがほとんど「さくらを見る会」を連無視状態であることを批判するでしょう。そして、このニュースは注目したと思いますが、読売新聞だけに接している人にとっては「起きていない」ことになっていそう。
<HDD転売のブロードリンク50代社員、窃盗容疑で逮捕>
https://digital.asahi.com/articles/ASMD702QGMD6UTIL08X.html
<個人情報を含む行政文書が記録された神奈川県庁のハードディスク(HDD)がネットオークションを通じて転売された問題で、警視庁は7日、HDDの処理を請け負ったブロードリンク(東京都中央区)社員高橋雄一容疑者(50)=横浜市旭区都岡町=を窃盗容疑で6日夜に緊急逮捕した、と発表した。容疑を認めているという。>
朝日は、この神奈川県で起きたHDD窃盗転売事件と「さくらを見る会」の名簿とを、「行政文書の保存」という点で結びつけたいのでしょう。文面やタイトルから伺えますが、若干無理がありそうです。
HDDの消去は私も結構経験があります。全データをリプレースするだけでもかなり時間がかかります。しかも、少なくとも2回はやらないと完全にきれいにならない。
犯人はHDDの扱いのプロであるにもかかわらず、足がつく可能性のある内部データが入ったまま、消去もせずに販売していました。警官が制服のまま泥棒して捕まったようなものです。
この事件は民間業者であり、国の行政とは異なるわけですが、「さくらを見る会」の名簿のサーバー管理や発送業務をしていたのは民間業者。いくら政府の厳密な管理規定に沿った委託業者とはいえ、働いているのは普通の人間です。
ガースこと菅官房長官の言い訳では適切に処分されたようになっていますが、デジタルデータを扱う業者にとって「削除」という作業は特別なもの。通常は、メインのコピーを作っておいて、メインを削除します。コピーは永遠に保存されますが、法律があって削除しなければならない場合は、しばらく保存期間を設けておいて問題が無いことを確認してから削除します。しかし、行政文書のような公的なものを完全に削除するのは誰でも抵抗がある。メインは削除しておいて、私的にコピーを保存しておくということは十分ありえることです。
「行政文書のバックアップデータは行政文書ではない」という定義付けをガースがしてしまったので、今後はバックアップデータのコピーが普通に作られていくことでしょう。
お詫びから始まった話がだいぶ脱線しました。今夜は大阪でイベントを行います。ゲストも来てくれるので、お楽しみに。T-1君はすでに現地入りして肝臓を慣らしています。私は昼ぐらいの新幹線で向かいます。喉はまだ少し痛みますが、アルコールで消毒すれば問題無いでしょう(嘘です)。
今日はトーラさんの小説。昨日も紹介しましたが、ポッドキャストに登録されたので、あらためてこちらの方もご紹介しておきます。新宿ゴールデン街で行われた『血気酒会』。小型のワイヤレスマイク1本で録ったものですが、クリアに聞ける貴重な音源です。
https://apple.co/2LwjElR
—– : —– : —– :
一九八二年、僕はエロ本の出版社に入った。 第三四回「チャンスは今夜」
東良美季(作家)
:::::::::::
※この続きをお読みいただくためには、ログインが必要になります。既存ユーザーの方はID(ご登録時のID)とメールアドレスをご入力ください。
既存ユーザーの方でログイン出来ない場合はこちらをご覧ください。
新規のご登録はこちらからどうぞ。