2011年９月18日号。＜同級生たちと福島におカネをドーンと（いや、ちょびっと・笑）落とすツアーに来ています＞。

　2011年９月18日号。＜同級生たちと福島におカネをドーンと（いや、ちょびっと・笑）落とすツアーに来ています＞。 　４時半起床。福島県喜多方市。 　熱塩温泉の「山形屋」という温泉宿のロビーでこれを書いている。というのもここはイーモバイルも全く入らずに（携帯もときどきアンテナが立たない）ロビーでなんとか宿の無線LANが拾えるという環境だからだ。 　ジィィィィと、これは蝉なんだろうなあ。窓からその声が入って来るのである。眼下は山里だ。といっても普通の民家がけっこう並んでいる。しかし大震災を乗り越えて放射能被害の中でこうした普通の家々があるということは、それそのものが美しい。 　同窓生が倒れ伏している中を踏まぬようにそっと歩いてここまで来た。その経緯をまず今日は語ろうか。それは風評被害にさらされている福島県の現状の物語でもある。 　昨日は10時過ぎに福島駅で集合した。灘校31回生７人である。あ