2009年12月30日号。<皇軍のインドシナ進駐を知る老父を連れて訪れたベトナムで迎える歳の暮れかな>。

 2009年12月30日号。<皇軍のインドシナ進駐を知る老父を連れて訪れたベトナムで迎える歳の暮れかな>。  4時起床。ベトナムはホーチミン。  『ベトナムへ行こう』  http://www.amazon.co.jp/dp/4168106063  は私が文藝春秋を辞めてから2冊めに出した本だった。写真家としてやっていけるかどうかという試金石だったと今となっては思う。西原理恵子さんとの本などではホントにひどい写真を載せていたが(泣)この本はガイドブックだったので、そういう遊びは許されなかった。短い取材期間だったが、あれほど必死に働いたことはなかった気がする。  そういうものって肉親には伝わるんでしょうかね。父がこの本をことのほか気に入ってくれていた。厳密に言うと、ほかにも書き手が大勢して私が書いたのは半分ほどなのだが「誠彦の本です」とあちこちで紹介してくれていたようだ。まあ、風俗ライターで食

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