2009年7月18日号。<政権交代という「現象」でも「イデオロギー」でもなく私たちは次の「システム」に何を託そうとしているのか>。

 2009年7月18日号。<政権交代という「現象」でも「イデオロギー」でもなく私たちは次の「システム」に何を託そうとしているのか>。  3時半起床。尼崎の実家。  田中康夫さんの選挙活動をしているわけではありません(笑)。  実家で私のために作られている座敷牢にいても、シャワシャワと蝉の音がやかましい。家の前が公園なので木立があって、なおさら蝉がうるさいのである。しかし、これが私の生まれ育った夏だ。明日もお送りする『天国のいちばん底』の夏である。  あのころは夏がなぜあんなに長かったのかなあ。毎朝、この蝉の声で目覚めるたびに「まだ夏休みかあ」と思ったものだ。暇をもてあましているならば、宿題なり受験勉強なりすればいいのだが、一切そういうことをしない子供だった。  今思えば、脳味噌のどこかに障害があったとしか思えない。『少女コミック』などの発売日まではまだ時間があるなあ、とため息をついては古い

:::::::::::
この続きをお読みいただくためには、ログインが必要になります。既存ユーザーの方はID(ご登録時のID)とメールアドレスをご入力ください。
既存ユーザーの方でログイン出来ない場合はこちらをご覧ください。
新規のご登録はこちらからどうぞ。