2017年10月30日号。<父の一周忌。「「離散家族」を集めてくれるのも、遺徳だな>。

  • <平成経済/第1部/グローバル化と危機/若い才能、海外トップ大へ>
  • <北核実験/「豊渓里、もう1度実験すれば放射能漏れる」>

 

 3時半気象。尼崎市の自宅。
 風が強いのは台風の名残だろうか。タワーマンションとはいえ高層階ではないのだが、それでもなんとなく建物が揺れるようだ。朝刊を買いに出る時、ドアはかなり力を入れないと開かない。閉めていてもいつもヒュウヒュウとすきま風の音がする。この部屋、買ってしまうかどうか、ずっと悩んでいるのだ。東京に比べると驚くほど安い。ただ今朝のすきま風などを考えると、安いのはバッタもんだからだという気も。尼崎だからね。ときどきこう書くと地元の読者から「悲しくなるからやめてください」と言われるが、生まれそだった地だもの。愛している。
 もし買うと、私は東京を売って(捨てる)しまうだろうか。仕事の面では、もうどこともつきあいがないので何の問題もない。あとは人と会う点かな。このあと書くように、元家族との距離感が、私をひきとめているように思われる。

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