2011年8月21日号。<その時は嫌われても国家100年の計のためにはやらねばならぬことを断行できる政治家よ出よ>。
2011年8月21日号。<その時は嫌われても国家100年の計のためにはやらねばならぬことを断行できる政治家よ出よ>。 3時半起床。軽井沢の自宅。 雨だ。今日は平岡篤頼文庫で小さな集まりがある。私には珍しく、文学について真剣に語り合おうと思っている。いらっしゃる方々の足もとが濡れなければいいが。 しかし、横たわっていて聞く雨の音はいい。気温は布団をかぶっていても寒いくらいである。大きな窓の外には夏を謳歌している樹々が雨に打たれて揺れている。もちろん月はない。しかしどこかから来る光のせいで、その姿は白いヴェールの中にぼんやりと浮かんでいるのである。 時間がたつとやがて輪郭をより明らかにしてくる。厚い雨雲のむこうにも太陽の兆しが見えて来るのだ。4時半くらいだろうか。灰色と紫を混ぜた色調に窓の外が染まり始めたのは。 かつて私はこの家にあってこんな詩を書いた。 http://homep