2011年8月22日号。<カダフィ大佐の「最期」をリアルタイムでウォッチできる私たちは幸せなのか残酷なのか>。

 2011年8月22日号。<カダフィ大佐の「最期」をリアルタイムでウォッチできる私たちは幸せなのか残酷なのか>。  3時起床。  窓を激しい雨が叩いている。今から行く『スッキリ!!』はとりわけ憂鬱。24時間テレビのあと宣伝をしきりにやらなくてはいけない。月曜日に座らされている宿命だ。なんとテリー伊藤さんは夏休みだという。う~ん、いいタイミングで休むなあ(苦笑)。  震災で亡くなった人々を悼み、電力を少しでも節約しなくてはいけない今年、たとえばこういうイベントを休むというのもひとつのメディアとしての見識だと思うのだが。  平岡篤頼文庫での講演会はささやかな、しかしまことにいい会であった。奇跡のように雨がやんだ。雨のあとの軽井沢の森ほど美しいものを私は知らない。世界中の自然の中を歩いてきたがいちばんであると断言できるのである。『ディアスポラ』で書いたように奇跡のような列島に私たちは住んでいる。

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