2010年6月1日号。<映画『あしたのジョー』で力石徹が死ぬシーンに登場する記者、それは私です(笑)>。
2010年6月1日号。<映画『あしたのジョー』で力石徹が死ぬシーンに登場する記者、それは私です(笑)>。 4時起床。 6月の始まりの夜明けに外に出る。地の底に溜まり始めた光の美しさよ。 やはりこの季節にしては寒い。しかし光だけは力を持っている不思議さである。 6月といえば夏の始まりと言っていいだろう。しかし今朝、誰もいない都心で緑の香りに包まれて歩いていると、ロバート・ブラウニングの春の詩が浮かんで来る。 時は春、 日は朝、 朝は七時、 片岡に露みちて、 揚雲雀なのりいで、 蝸牛枝に這ひ、 神、そらに知ろしめす。 すべて世は事も無し。 上田敏の名訳のこの詩、私はずっと6月のものだと思っていました。「蝸牛枝に這ひ」の印象が強烈だったんだな。蝸牛イコール梅雨イコール6月だ(笑)。 もう半ばに至ってしまった人生を振り返って「学んでおいた方がよかった」と密かに後悔して