2007年5月27日号。<戦艦「豊臣秀吉」駆逐艦「たけしま」と名乗る恥ずかしさを知る日本人>。
2007年5月27日号。<戦艦「豊臣秀吉」駆逐艦「たけしま」と名乗る恥ずかしさを知る日本人>。 5時起床。 南の国の島のような風が吹き渡っている。昨日までいた西の地方で出会った、前線のあの風雨が嘘のようだ。まるで台風一過のごとき清澄が、都心の空を支配しているのである。 まだストックはあるのに、飲み物を買おうと理由をつけてコンビニに向った。なに、外に出る理由が欲しかっただけなのだ。おっと、危うく築地をどりは、天声人語みたいな書き方になるところだったぞ(笑)。 夜明けの都心はそれでもけっこう人が歩いている。その中の何人かはこの風に誘われて外に出てきた人々かもしれない。 光が、圧力を持っている。一年で最も紫外線が強い時期だということを、肌が教えてくれる。Tシャツ越しにでも、光線が細胞を焼いていくのがわかるのである。 買い物をして店の外に出て、「らしゃいませ」「あとこさいました」。コ