2008年7月10日号。<海上幕僚長に招かれた黄昏の東京湾の艦上で起きたひとつの劇的な出会い>。

 2008年7月10日号。<海上幕僚長に招かれた黄昏の東京湾の艦上で起きたひとつの劇的な出会い>。  5時起床。  人と人との出会いというのは、まことに予見がつかないものである。昨夜私は、とある人物とお目にかかり、霹靂に打たれたような思いをした。  落合たおさ(このシステムではたおさという文字を受け付けないので・泣)という名前をご記憶だろうか。  91年、湾岸戦争の終結を受けてわが国は、はじめての海外への自衛隊の派遣として、ペルシャ湾へ掃海艇部隊を送った。いわゆる「ガルフ・ドーン作戦」である。  将兵総員511名は焼けた甲板で目玉焼きができるほどの酷暑のもと、よく任務に精励し34個の機雷を処分した。その多くは隊員が海中に潜って破壊の準備をするという、まさに命懸けの作業だった。  機雷敷設の原因となった湾岸戦争でなんとかサウジアラビアに潜入しようとした私と不肖宮嶋に対して米軍のプレスは「ビザ

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