<緊急事態宣言解除で / 逃亡の旅 第39回 ~熊本に逃げる~:花房観音>
おはようございます。ヨロンです。
東京と北海道は感染者が10人を超えたものの、「全都道府県の解除」という既定路線で理由をつけて(めでたく?)緊急事態宣言解除となりました。
昨日の安倍首相の会見では、6月中旬に指針を発表して接待業やライブハウスなどを再開させるという方針なので、それまではなんとか持ちこたえるように、ということなのでしょう。
さらに、7月下旬から国内旅行の半額補助やプレミアム付き食事券を国が発行するそうなので、8月になったらオフ会の再開を考えます。混みそうだったら時期を検討しますが。
東京は、ロードマップを示して段階的に解除していく方針。様子を見ながら柔軟に対応するというのであれば、良い施策ではないかと思います。
しかし、どうも狡猾さが感じられてしまうが小池百合子都知事。2週間ごとに見直していくとすると、最終ステップ3は7月上旬。都知事選の投開票日が7月5日なので、少しずつ早めていって、そのあたりで完全に解除とする選挙戦略ではないかと勘ぐってしまうのは、職業病かもしれません。
<東京都、活動再開ロードマップ発表。「新しい日常」へ3ステップで緩和>
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1254195.html
<感染を最大限抑えながら、モニタリング等を通じて、都民生活や経済社会活動との両立を目指す。感染拡大の兆候が見られたら「東京アラート」を発動、感染状況によっては再びの外出自粛も行なう。また、第2波に対応するために医療・検査体制を整備。新しい日常が定着した社会の構築を目指す。>
最後のステップ3でもキャバクラやライブハウス等は対象外なのですが、全体的に早めることで7月前には全部解除となりそうです。
東京都知事選挙は6月18日告示。私が小池さんの参謀だったら、告示前日に記者会見を開いて再度ロードマップを発表し、投票日前後に完全解除となるように持っていきます。
そこまでベタなことをしなくても無難にやっていれば勝てるのですが、400万票以上を取って完全に勝利することを目指しているのか、その先の国政を見ているのか。どちらにしても、今はあまり選挙戦略は持ち込んでほしくないんですけどね。
都知事選はだんだんと騒がしくなってきています。N国党の立花孝志氏が「ホリエモン新党」を設立して自分が出馬するという、一見わけわからないことを発表したと思えば、過去2回出ている宇都宮健児氏も出馬を表明しました。
今回は自公候補も野党統一候補も出てこないので、小池都政の今後のコロナ対策によっては混戦も予想されますが、はたしてどうなるのか。
観音さんの「逃亡の旅」で「復興城主」が出てきます。これは震災時に蒲島郁夫知事の側近だった、総務省の木村敬さんに解説をお願いしたいところ。
旅行ができなくなっている現在、観音さんの旅行記は遠い昔のような気がしていましたが、あと2ヶ月ほどの我慢で再開できそうですね。
それにしても、どこに行っても日本語が聞こえない状況は正直言って歓迎できません。インバウンド需要を望んでいる業界があるのは百も承知ですが、まずは日本人の動きを戻して、それから徐々に海外との行き来を増やしていけば良いのではないかと思うのです。中国からの団体客需要をあてにして衰退していった観光地は、今こそ国内、そして個人客主体の体質を作っていくべきだと思うのですが、どうでしょう。
谷ナオミさん……緊縛というのに興味が無かったので、「痛そうな女優さん」というイメージしか無かったのですが、今日の原稿を読んでいて興味が湧いてきました。
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逃亡の旅 第39回 ~熊本に逃げる~
花房観音(小説家)
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