2020年4月30日号。<緊急事態宣言延長に向けて / 一芸百芸 ~新型コロナ禍に思うこと~:水島二圭>

<緊急事態宣言延長に向けて / 一芸百芸 ~新型コロナ禍に思うこと~:水島二圭>


 おはようございます。ヨロンです。

 昨日も一日自宅に籠もり、作業や部屋の片付けをしていました。昨年の横浜マラソンのころからランニング関連の荷物や書類関係が山のように積み上がってしまい、それを見るのがストレスになってきたので、思い切って片付けました。
 最近、断捨離を行う家が増えているようで、私のところのマンションでもゴミが増えすぎてきているので、しっかり分別するようにという通達が出ていました。昨日のゴミは腐るものでもないので、緊急事態宣言が解除されるまで置いておきます。


 緊急事態宣言は、一ヶ月程度延長となるようです。
<緊急事態宣言 1カ月程度の延長案浮上>
https://www.sankei.com/politics/news/200429/plt2004290022-n1.html
<新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、全都道府県を対象にした緊急事態宣言が5月6日に期限を迎えるのを前に、政府は延長することも視野に準備を進めた。具体的な延長幅として、1カ月程度とする案も浮上している。安倍晋三首相は29日の衆参両院の予算委員会で、現時点で宣言の解除は厳しい状況にあるとの認識を示した。>

 先週の血気酒会で私は、「延長は決まっているよ」と言いました。それは政府の情報ではないのですが、「人との接触を8割減らす」しかない指標の下では、政府としては国民に対して説得力のある説明はできないでしょう。正式な発表は、専門家会議の判断を待って5月3日頃になるという話もあります。
 決めるなら早く決めてほしいというのが、多くの国民が思っていることではないでしょうか。4月はなんとかなったとしても、5月いっぱい休業となると特に宿泊業や飲食業に大きな影響が出ます。すでに、ホテルはいくつも倒産し、ファーストキャビンやWBFホテル&リゾーツといったチェーン店も経営破綻となりました。飲食店でも店を閉めたところはかなりあります。麺通団は大丈夫かな。心配です。
 政府はこの1ヶ月とこれからの1ヶ月では全く状況が異なるとして、解除に向けた明確な指針、強制力を持つ休業要請、そして補償を並行して進めなければなりません。国会でもそれを審議してもらいたいのですが、別世界での出来事を見ているようです。
 国民民主党などは、1月の段階からいくつも提案を出していますが、いかんせん注目度がほとんどゼロの政党なので、政府に呑ませる力はほとんどありません。立憲民主党は、支持率が公明党や共産党以下になるのもわかります。この時期に、ケツを叩く追求は必要だとは思いますが、それ以上に国難に向かう姿勢が見えない。国会審議を見ていても頭を抱えてしまいます。

 昨日、9月新学期について「賛成だが実現は難しい」といったことを書いてメールをお送りした直後に、国会で安倍首相が「前広にさまざまな選択肢を検討していきたい」と答弁しました。
 知事会では、中村時広愛媛県知事以外は概ね賛成し、日本医師会も賛成。文科省も首相も「選択肢としてはある」と答えています。
 みなさんからの意見もも多く、賛成や反対に加えて「賛成でも反対でもないが、コロナに乗じて進めるのはよくないのではないか」という意見も複数ありました。

 国会でもほとんど反対は出てこないと思われるので一気に進められそうですが、昨日の国会を見ていて、ズルズルと延長する以外は制度として9月新学期に切り替えることはできないと思いました。あまりにも影響が大きく広範囲に渡るため、今まで検討してきたのであればいざ知らず、これから検討を始めるのであれば実質的に不可能であると言えるからです。やはりこの問題は、トップダウンで強力に進めないと実現できないと思うのです。

 ではどうしたら良いのか。
 今後、学校だけではなく、企業も含めて「5割のオンライン化」を進めるべきだと思います。学校も、会社も、スーパーも、全てを半分オンライン化するという前提で考えていくということです。
 これに関しては長くなりそうなので、明日まとめてお伝えします。


 今晩は臨時血気酒会をお送りします。先週と同じく、zoomでのやりとりのようすをYouTubeとFacebookで同時配信します。
 今回のお題は「全米ではなく私が泣いた映画」。
 よく「全米が泣いた」とか「あなたは涙が止まらない」などというお仕着せがましいキャッチコピーが映画に付けられますが、別に全米が泣かなくとも、自分が感動する映画が一番観たい映画であり、今回は「全米は泣かないかもしれないが、私は感動した」という映画を紹介し合うというものです。
 先週と同じように、メールで「私はこの映画に感動した」というメッセージをいただければ、番組中で紹介します。
 先週も「エビボクサー」とか「スターウォーズ、ゴッドファーザー」などをいただいて、まだ誠論会サイト上に紹介できていないので、それも合わせてメールでいただいた映画は掲載していきます。

Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/82256947700?pwd=di9jbEU2aUVLcWkxYXR6M2NieVV2UT09

ミーティングID: 822 5694 7700
パスワード: 037846


YouTubeライブ
https://www.youtube.com/watch?v=hptjPAWpBEo

Facebookライブ
https://www.facebook.com/katsuyamasahiko/live/


 今日は水島先生の「一芸百芸」をお送りする日です。
 水島先生には今後、近況や書籍、歴史上の人物についてなども書いていただくようにお願いしています。
 さっそく、今日は「オンライン教育は気が進まない」というようなことを書かれているようなので、興味深く拝読させていただきます。「この機に乗じて」「今だからこそ」……いろいろな考えがあると思います。


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一芸百芸  ~新型コロナ禍に思うこと~

 水島二圭(書家)

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