2020年2月20日号。<クルーズ船内の実情は何が本当なのか / 一芸百芸 ~ 字を上手に見せるコツ ―横書きのコツ― ~:水島二圭>

 おはようございます。ヨロンです。

 本日19時から『新・血気酒会』をお送りします。
今日のメインテーマは「山田錦」。原料米を知ろうというシリーズの第一弾です。依田浩毅さんにしっかりレクチャーを受けます。
その前に、時事ネタトークとして新型肺炎を取り上げます。

新・血気酒会』vol.23 「山田錦とはなんなのか」
日時:2020年2月20日 19時~
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https://www.youtube.com/watch?v=bdZPkgzlmYA

 今日はいつもより1時間以上早く家を出るので、若干ラッシュに当たりそうです。事務所で打ち合わせをしてから、世田谷に行き勉強会の講師。そして大手町のスタジオに寄ってから事務所に戻り、デスクワークをしながら血気酒会となります。ヘロヘロになっていたら、笑ってやってください。

「ダイヤモンドプリンセス号から車で20分程度のところに住み」と、昨日は書きました。私は船が大さん橋(おおさんばし)あたりに停泊していると思っていたのですが、大黒ふ頭だったのですね。大黒ふ頭は私の家から直線にして5キロ。車で2、3分の距離でした。それを意識しただけで息苦しくなってくるのは、気が小さいからなのでしょう。現場で対応されている方々には本当に頭が下がります。

 昨日紹介した神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎教授による告発ビデオが大変な波紋を広げていて、岩田氏が英語で話している映像も発信したため、CNNが取り上げて話題となっていました。
昨日は、「これをそのまま受け取ると、かなり恐ろしいことになります」と、詳細なコメントは避けてリンクだけにしておきましたが、それは専門家の意見ではあるものの、かなり感情的になっておられたので、少し引いて紹介したほうが良いと判断したからでした。
そして岩田教授を船からおろした「厚生労働省のトップ」が、現場の責任者である橋本岳厚生労働副大臣だということがわかり(ビデオを見たときに「そうかな?」と思いましたが)、橋本さん本人が直接SNSに投稿したことからさらに炎上気味となりました。
その後、厚労省の技術参与としてクルーズ船での新型肺炎対策に参加し、岩田氏の乗船に関わった高山義浩氏が、自身のフェイスブックに解説を投稿して、おおよその状況把握と問題点が見えてきました。

 岩田氏は、今まで数々の感染症対策の最前線で活動されてきたので、その話には説得力があります。そして橋本岳さんは、現場トップの立場から、ある意味「面倒くさい奴の侵入」となってしまった岩田教授の乗船に対して、現場監督として厳しく対応したのでしょう。
今日の血気酒会でも取り上げるつもりですが、岩田氏は言動に難があったものの、それでも筋金入りの専門家。高山義浩医師も、それを見越して乗船を手伝ったわけなので、いきなり下船させるのではなく、然るべき担当に意見を聞かせるくらいはするべきだったのではないか、と思います。
おそらく、その考えは外野的な素人考えなのでしょう。乗客の下船に向けて、すべてのスタッフが不眠不休でギリギリのところで動いているときに、いちいち批判的なことを冷静に聞く余裕が無いことはよくわかります。
今回の岩田氏のビデオは、イレギュラーなものだったとしても、状況がわかりにくかった船内の様子を専門家の目から見た貴重な情報でした。彼をそのまま放り出すのではなく、下船後でも機会を設けようとする姿勢は必要だったのではないか。それが無いと「内部を見られたくないのでは」とメディアにも変な印象を持たれてしまい、実際にそのような報道が多く見られました。

 岩田氏本人にインタビューして、きちんとファクトを明らかにしている記事もあります。冷静に淡々と事実を追うという意味では、こちらも読んでおきたい記事。
<ダイヤモンド・プリンセス号に乗船した感染症専門医 「感染しても不思議じゃない悲惨な状況」>
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-iwata

 岳さん、落ち着いたら寄稿お願いします。

今日も安定の水島節。筆の横書きというのは邪道なのかと思っていましたが、上手く書くポイントがあるのですね。意外でした。
そもそも筆で書くということはほとんどありませんが、知っておいて損は無いですね。

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一芸百芸  ~ 字を上手に見せるコツ ―横書きのコツ― ~

水島二圭(書家)

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