2017年3月4日号。<女がマニラで言った。ボートでベトナムから逃れてきた。「ホーチミン?」。キッとした。「ノー。サイゴン」と。 陛下、次はサイゴンに行かれる>。

  • 日記
  • <両陛下/ベトナム中部の都市フエに到着>
  • <北朝鮮籍リ氏、金正男氏殺害への関与否定/北京で会見/「捏造された証拠」で自白迫られたと主張>
  • <中国、韓国旅行の自制呼びかけ/THAAD巡り対抗 >

 

 3時起床。尼崎市の自宅。
 何だか怪我とビョーキのことばかり書いているようだが、実際にそうなのだからこれでいいのだ。日記だからね。にんげんだもの。これでひらきなおるようになったらおしまいです。ごめんなさい。
 とはいえ、イデデ~オなのだ。何か私に近い年代の人たちには、この音がアタマの中で回っているらしく、たくさん反響をいただいた。左足の薬指はどう考えても折れているとしか思えない。レントゲンをとった東京の医師のところにもういちど行くかと考えるが、医者の息子だけに「先生、ちゃうんとちがいますか?」とねじ込む勇気がねえ。読影の時に「あっ」と隣で見ていた私は思ったのだ。それほどカンタンに折れていないと決めていいのかなあと。これもいやらしい。素人がそこでつっこむところではない。
 6時の便でこちらに来た、いつものように浜松町まで車で行って、モノレールで羽田へ。これまではサンテレビに感謝を強要していたが、読売テレビも少し感じるように。フツーの出演者のように、羽田までタクシーでは行かないのだよ。それであっても昨日はいささか困った。階段を歩けない。手すりというのはこういう時のためにあるのかと。左手で握ってしずしずと動く。これもこういう時でないと体験できないと感謝したのだが、その手すりが汚いのだ。手袋をしてくればよかったなと思う。健常者には「実感」としてないのだなと、反省した。
 いちばんキツいのは「横に動く」ことだ。最初に感じたのはタクシーに乗り込む時。ドアは左でしょう。右に身体を押し込むにあたって左足の踏ん張りができない。ちょっと想像していただきたい。左足の小指のあたりで身体を動かすのだが、薬指が怪我をしているので、それができない。右手で車中のなにかを握ってずりずりと行くしかない。

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