2012年7月15日号。<文科省が警察に情報提供を求めるって、教師のプライドはどこへ行った>。

 2012年7月15日号。<文科省が警察に情報提供を求めるって、教師のプライドはどこへ行った>。  4時起床。軽井沢の自宅。  こういう動機がなくてももっとしばしば帰宅しなくてはいけないのだが、どうしても見ておきたい催しがあるので、伊丹から羽田ヘ戻り、その足で帰宅した。  帰るといつも思う。ここにずっと毎日暮らしたい。テレビ局のあの殺伐としたう空気を吸うことなく、あと何分で原稿を終えて空港に向かわなくてはいけない、などと考えることなく「今日は何曜日だったっけ」などと考えながら、一日数十行、小説の原稿を書いていきたい。  望めばできることなのである。なぜできないのか。それは世間というものにかかわってしまったからだ。それを投げ出すことがどうしても私にはできないからだ。  尊敬する天才的な作家にかつて長文の手紙をいただいた。「社会とか政治に関わると、君はダメになるよ」と。関わっているつもりはない

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