2012年5月6日号。<「図書館をTSUTAYAにまかせる」というアホが出てきたことの、この国の劣化の深刻さ>。
2012年5月6日号。<「図書館をTSUTAYAにまかせる」というアホが出てきたことの、この国の劣化の深刻さ>。 3時起床。京都。 夜明けに外に出る。 森の匂いがする。山々に囲まれた盆地に都を作った人々の知恵を思う。 そしてまた。 なるほどこの京都の街場の風景の心地よさは「まっすぐであること」だと、久しぶりに写真家の目で見る。スッと向こうまで見通せる中にさまざまなドラマが一気にあるわけですね。一方で町家のある小路に入るとそこは閉鎖された空間だ。このメリハリが京都の空気というものを作っている。 京都には、忘れ物をとりにきた。 ちょっと前、京都の『京都国際マンガミュージアム』で開催されている、東日本大震災に対して世界中のマンガ家から寄せられた絵を展示している『マグニチュード・ゼロ』を観るために、わざわざここで一泊したと記したことを覚えておられるだろうか。しかし、休館日だったんで