2011年2月2日号。<噴火も大雪もエジプトも無視して冒頭からプロ野球キャンプを垂れ流す『報ステ』の耐えられない無神経さ>。

 2011年2月2日号。<噴火も大雪もエジプトも無視して冒頭からプロ野球キャンプを垂れ流す『報ステ』の耐えられない無神経さ>。  4時起床。  この冬の日本国を襲っている災禍のキーワードは「降る」と「高齢者」だろう。  日本海側では猛烈に雪が、そして九州では火山灰が降った。一気に大量に、という点では大雪の被害が当初は目立ったが、火山灰の方はこれからじわじわとボディブローのように被害が広がっていく。なぜなら、雪はいつかは溶けるが、火山灰は人が取り除かない限りどこかに行くことはないからだ。  雨が降れば、雪は消えていくが、火山灰はコンクリートのようになってますます除去しにくくなり、作物を枯らす。そして、いつか必ず春が来る北国とは違い、新燃岳の噴火の終息の見込みは明らかではない。  そうした中で、二つの被災地であぶり出されたのが独り暮らしの高齢者が置かれた危うい立場だった。  公共交通機関が止ま

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