2010年5月9日号。<報じられたものに行列を作るという卑しさを大マスコミの中では言えない滑稽。私は言っているから嫌われる(笑)>。

 2010年5月9日号。<報じられたものに行列を作るという卑しさを大マスコミの中では言えない滑稽。私は言っているから嫌われる(笑)>。  4時起床。軽井沢の自宅。  この時期、太陽は窓の左側から昇る。しかし、その登り方が実にまだるっこしくてイライラするのである(笑)。  山の際が紅に染まる。ようやく木肌から緑を萌えさせはじめた樹々が浮かび上がる。下に見える旧軽ゴルフ場の柴はもうすっかり昼間のように輝いている。しかし、そこから実際に日輪が見えるまで、30分はかかるのである。  鳥たちはもうその間に朝だと決めてかかっている。鳥の声がもっとも聞き分けられるのはこの時刻ではないか。  私はグラスを持ってベランダに出る。冷気が身体を引き締める。日の出の序幕が長いのはこの時間をくれるためではないかと、勝手に決めている。  グラス一杯の泡酒が胃の腑に落ち身体が冷えきるころ、ようやく日輪を乗せた馬車が駆け

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