2009年4月1日号。<今日から朝日新聞夕刊の1麺コラム「漱石枕流」を担当します。どうかよろしく!>。
2009年4月1日号。<今日から朝日新聞夕刊の1麺コラム「漱石枕流」を担当します。どうかよろしく!>。 4時起床。 『築地をどり』の好材料であった朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」が昨日で終わり、今日から看板を改める。新たなタイトルは「漱石枕流」だ。 言うまでもなく「漱石枕流」には「屁理屈を並べて、言い負けまいとすること」という意味がある。もともとの出典は支那の南北朝時代、宋の臨川王であった劉義慶が編纂した『世説神話』で、これは日本ではまことによく読まれた本であった。いわゆる逸話集であって『論語』などに比べるとエッセイを読むような気軽さがあったのだろう。 「漱石枕流」のくだりはこうだ。 <孫子荊、年少時欲隠、語王武子当枕石漱流、誤曰漱石枕流。王曰、「流可枕、石可漱乎。」孫曰、「所以枕流、欲洗其耳、所以漱石、欲礪其歯。> 要するにインテリを気取る者の間の会話で、清廉な人生を送りたいと