2008年7月29日号。<熱帯化した都市の水害対策を放置して山奥に不要な巨大ダムを作り続ける国交省の無能役人>。
2008年7月29日号。<熱帯化した都市の水害対策を放置して山奥に不要な巨大ダムを作り続ける国交省の無能役人>。 4時起床。 ホテルの高層階から見る大阪の空は、今朝も狂気をはらんでいる。 べったりと覆い尽くす雨雲があるわけではない。積乱雲へと育つ気配を秘めたどす黒い雲がたたずみ、その下では単純な脳味噌で「雨ではない」ということだけを識っている蝉たちが、やかましく鳴いている。 昨日の午後もそうだった。 東京からの飛行機は機内サービスが短くなるほど揺れた。日本列島の上空全体で、大気が不安定になっていたのだ。 ここ数日、灼熱の太陽が列島を焼き尽くしてきた。その一方で、大陸からは冷たい寒気が流れ込んでいる。ちょうどその境目が日本列島に横たわっていた。気象用語では、これを前線と言う。 昨日、部屋が暗くなりはじめたのは13時ごろだった。私はいつも12時半ごろにはいったんホテルに入る。