2012年12月31日号。<きたるべき年は、きっともっとみんなが楽しくなるよ!>。
2012年12月31日号。<きたるべき年は、きっともっとみんなが楽しくなるよ!>。 3時起床。 大晦日の楽しみは、早朝に届く朝日新聞の天声人語を読むことである。なぜか常に「悪い年」であったことになっている。「いい年」だと文句を言う朝日新聞の立場がないからであろう。 今年は特に朝日にとっては「悪い年」であったらしい。ということは良民常民にとっては「そう悪い年ではなかった」ということだ(笑)。 いつもの「引用ウンチクの所作」で始まる。常人にはちょっと思いつかない「文化人」を持ってくるのが芸だ。 <オランダに長く暮らすモーレンカンプふゆこさんから、句集『風鈴白夜(ふうりんびゃくや)』(冬花〈とうか〉社)をいただいた。かつて小欄で、遠き日本を思う〈手の中に団栗(どんぐり)という故国あり〉を引いた作家だ。趣を異にする句が目に留まった。〈寒灯下(かんとうか)曲がってしまった曲(まが)り角〉/