2008年2月12日号。<「思いやり予算」で作られた租界から外に出るなら米兵は「基地外」と書かれた帽子をかぶれ!>。

 2008年2月12日号。<「思いやり予算」で作られた租界から外に出るなら米兵は「基地外」と書かれた帽子をかぶれ!>。  4時半起床。大阪は冷たい雨。  早朝、ホテルの部屋で携帯電話が鳴った。番号を見ると、実家である。80歳の老父を持っていると、こういう尋常ではない時間の実家からの電話にはドキリとする。出るとその老父本人。しかし、伝えられたのはやはり訃報だった。  老父の長兄はもう逝って長いが、その奥様、つまり私の伯母が昨日亡くなったという。90歳だから大往生だ。  大和の古い家にあって大自刀として、大家族をたばねておられた。私の記憶の中では、いつも法事など、子どもにとってはつまらない義理がけごとの風景の中にいる。しかし、亡くなられたと聞くと、思い出すのはそうした場の裏舞台で私たち子どもにみせてくれた笑顔ばかりだ。  ひとはみな、この世での役割を終えて旅立っていく。ようやくそのことが実感と

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