2008年2月10日号。<東京や大阪で雪に悩まされても迷惑よりもどこか少し嬉しい感じがするのは人の環境に対する自然な情念なのだ>。
2008年2月10日号。<東京や大阪で雪に悩まされても迷惑よりもどこか少し嬉しい感じがするのは人の環境に対する自然な情念なのだ>。 5時起床。 東京の雪は意外なほど残っていない。しかし気温が低いので、わずかな雪が凍結している。 東京に限らず、いつもは降らない地域では今日の午前中の街歩きは注意が必要だ。私も含めて、雪国の人間から見るといささかおかしいのだが、雪慣れしていない地方の方々は本当によく転ぶ。転ぶのがわかっているのに、高いヒールの靴で出かけていく。 底の平らな摩擦の大きい靴をはき、いざという場合に頭を守るために帽子を被り、体重を後ろに乗せないようにして、ポケットから手を出して歩くことだ。 先週の『スッキリ!』でも言ったが、意外と大切なのは「転んだ時」だ。手をついてかばおうとしてはいけない。往々にして手を骨折する。身体を丸くして顎を引いて後頭部を打つことを避け、衝撃を全身で