2011年10月13日号。<復興についての需給に関しては市場原理だけにまかせておいてはいけないのではないだろうか>。

 2011年10月13日号。<復興についての需給に関しては市場原理だけにまかせておいてはいけないのではないだろうか>。  4時起床。  ぐるっと地上移動の厳しい旅から戻ってきた。  昨日は13時過ぎに長岡駅で新幹線に乗った。それまでに、日記をお送りしたあとホテルで『天国のいちばん底』を書き上げる。旅先で書く小説もいいものである。小説の中では旅の物語が続いているのだが、なんとなくそこにリアルな空気が加わる感じだ。  11時ごろ書き終えて散歩に出た。抜けるような青空だ。雁木の下に古びた商店が並んでいる。それらの店の前に椅子を出して老人たちが秋の陽差しを浴びているのである。まもなく空は鈍色の雲におおわれ、雪がすべてを埋めつくすのだろう。その前のひとときの秋空を誰もが愉しんでいるようであった。  列車に乗ったあとも車窓からの風景は美しかった。浦佐手前あたりの田んぼの様子はどうであろう。籾殻を焼く煙

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