2008年12月8日号。<農を貶め大和島根を投機の対象にし始めた時からこの国の没落は始まったのではないか>。
2008年12月8日号。<農を貶め大和島根を投機の対象にし始めた時からこの国の没落は始まったのではないか>。 3時起床。 大東亜戦争の開戦記念日である。 もしあの敗戦を深刻に考えるならばこの日こそが国民の記念日であるべきではないかと私はずっと考えていた。 8月15日の意味合いは曖昧だ。「お盆」という民俗に根ざした祝祭の日と終戦の日が重なり、更にはもともとの「お盆」が死者との交信を持つ日であることが、更に私たちの考え方を複雑にした。 交信すべき死者は、あの戦争で斃れた人々なのか。あるいは億万のもっとはるけき方の祖霊なのか。 もし昭和大帝がそこまで考えて8月15日を終戦の日としたのであれば、その叡慮の深さには戦慄せざるをえない。 子々孫々に渡って「誰を悼むのか」「何を振り返るのか」を、大和民族らしい曖昧さの中におとし込むということをしてのけられたのだから。 その成果は数世紀を