2020年6月30日号。<花房観音の輝いていない日々 第38回>

<花房観音の輝いていない日々 第38回>

 おはようございます。ヨロンです。

 詰め込みすぎた山形県庄内地方の3日間は、奇跡的に雨にも遭遇せずに終わりました。昨日、遊佐村と書いてしまいましたが、遊佐町の間違いです。
 目的は移住者のインタビューだったのですが、移住プロジェクトに関わるからには、庄内地域のことを知っておいたほうが良いだろうということで、いろいろと案内してもらおうと思ったのです。
 昨夜は東京から、T-1君が血気酒会のために仙台に駆けつけました。やっと最新の勝谷メモリアルがあがってきたので、金曜日に掲載します。お楽しみに。

 仙台で行った血気酒会には、おなじみのメンバーも加わり、全部で8人が参加しました。
最初は「糀や仁太郎 本店」
https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4016874/
 個室で宮城の食と酒を堪能しました。地方の活性化の真面目な話からディープな勝谷エピソードまで、気がついたら閉店の時間。
 二軒目は焼き鳥で締めはラーメン。ホテルに戻ったら夜中の2時だったので、そのままベッドに倒れ込みました。これじゃ太るわけだ。 

 地方で旨い酒と食に出会うと、やはり勝谷さんはもっと地方に行って酒と食を伝えながら、人々の暮らしや歴史に思いを馳せ、ときに社会や政治まで掘り下げるルポ番組を作ったほうが良かったと思います。
 勝谷さんは、「ネットの時代だ」と言いながら、電子書籍を下に見ているところがあり、ネット番組を「すごい!」と言いながら、テレビに出続けようとしていました。「本は紙の手触りを感じながら読むものだ」とか「ネットはマスメディアの影響力には敵わない」と思っていたのでしょう。
 それでも、ここ2年ほどで状況もだいぶ変わってきました。勝手にスタッフ入れて予算付けて「ブラカツヤ」や「勝谷誠彦の酒場放浪記」みたいなネット番組を作ってみたかった。今ならマネタイズもいろいろ考えられそうです。
 そうか、『カツヤマサヒコSHOW』がありましたね。でも、テレビだと採算ベースに乗せるのは難しそう。久保Pの苦労の一端を知っているだけに、軽はずみなことは言えません。

 飲み会を経済活動と言うかどうかは別にして、まだ外に出て飲み歩くのは早いという意見があります。実際「夜の街」ではクラスターも発生しているわけですが、実際に繁華街に行ってみると、感染予防を徹底している店も多く、衛生管理の意識が上がっていることはわかります。
 それでも消費意欲が落ち込んでいるのは事実で、このようなニュースが流れてくると、かなり危機感を持ちます。
<シルク・ドゥ・ソレイユ破産申請 上演停止響く>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60953160Q0A630C2000000/
<カナダのサーカス劇団、シルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテイメント・グループは29日、カナダの破産法に基づき破産申請し、会社更生手続きに入ると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で、3月以降に劇場での上演を停止していた。興行収入がなくなり、約9億ドル(約960億円)の債務返済が難しくなった。>

 これはカナダの話ですが、日本でも同様にコンサートや演劇関係で倒産するところも出てきています。
 いつできるかわからないワクチンを待っているよりも、感染予防を徹底した上で経済・消費活動を再開させていく必要性はあると思うのですが、ここは対応できる医療体制との兼ね合いもあり、柔軟に考えていかなければなりません。
 そこが、現在行われている知事選などの選挙に求められるのですが、政策論争がほとんどできていないのは残念なことです。
 都知事選では終盤に向けて情勢が固まってきたので、投票日前にもう一度最終分析をしてみます。


 小説を読まない私にとっては、山村美紗という人はテレビの原作者とか山村紅葉さんのお母さんというイメージしか無かったのですが、今日の観音さんの話で読んでみたいと思えてきました。西村京太郎さんの本は何冊か読みましたが、物語そのものよりも取材の過程に関心があります。
 山村美紗さんもそんな読み方になってしまうかもしれませんが、まずは観音さんの「京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男」ですね。

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 花房観音の輝いていない日々 第38回

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