2019年10月30日号。<定額住み放題サービスに移動手段が加わると日本が変わる / 「5フィートの巨人」逝く / 勝谷誠彦 講演音声録 / ノイズキャンセリング機能とは>

 おはようございます。ヨロンです。

 明日、『新・血気酒会』を行います。おそらく19時半スタートとなります。詳細は明日のメールで。

■「5フィートの巨人」逝く

 国連難民高等弁務官や国際協力機構(JICA)理事長を務めた緒方貞子さんが亡くなりました。
 今でこそ国際政治の場で活躍している女性は多くいますが、幼少時から海外で生活し、国際的な視野を身につけ、常に弱者の立場で現場に関わってきた「巨人」でした。
 曽祖父は犬養毅元首相で祖父も外相、父は外交官で夫は日銀理事、義理の父は朝日新聞副社長や副総理を務めた緒方竹虎と、まわりの経歴を見ただけで別の世界に生きてきた人なんだと感じます。
 それでも、政治家の道は目指さず、国際政治学者として難民支援活動に取り組んできました。
 政治家にはならなかったものの政治との関わりは強く、市川房枝さんとの交流や、宮沢、小泉、野田など歴代の政権との繋がりも深かったようです。

 そして、遺した言葉も深く心に刺さるものでした。
<「自分の国だけの平和はありえない」緒方貞子さん死去、遺した言葉を振り返る。>
https://www.huffingtonpost.jp/entry/sadako-ogata_jp_5db7b52ce4b02aee7d352df7
「文化、宗教、信念が異なろうと、大切なのは苦しむ人々の命を救うこと。自分の国だけの平和はありえない」(西日本新聞より)

 今、萩生田光一文科相や河野太郎防衛相の失言が問題となり(河野さんの発言はまったく問題にすることは無いと思うけど)、麻生財務相の下品さは今に始まったことではありませんが、緒方貞子さんの足跡を追っていると、どうしても政治の劣化が目立つように思えます。
 それは、今の政治が弱者を救う方向には行かず、嘘、ごまかしや見せかけの軽いものだからかもしれません。これは与野党ともに。今回の災害対応や国会答弁を見ていても薄っぺらさを感じるのは、「現場」との関わりや立ち位置、視線、そして理念と信念があるかどうか。そんなことを緒方貞子さんの記事を見ながら感じていました

■勝谷誠彦 講演音声録

 一周忌に向けた企画として、勝谷さんが遺した講演録DVDからの音声ライブラリー化を行っています。
 ひとつの講演でも複数の音声ファイルに分かれているものがあり、無理やりくっつけたので途中話がつながっていないところがあるかもしれませんが、そこはご了承ください。
「勝谷誠彦講演会音声」
https://katsuyamasahiko.jp/kouenkai-onsei/
 ダウンロードもできるようにしてあるので、移動しながら携帯端末で気軽に聴くことができるようになっています。

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