2017年7月12日号。<モスルにいたであろう。選挙がなければ。でも、だから生き延びたのかも>。

  • <捜索阻む土砂・流木/九州豪雨1週間、死者25人安否不明22人>
  • <「残業代ゼロ」修正案合意へ/政労使、連合の要請を反映/今秋国会に提出>
  • <イラク首相、モスルでの勝利を正式に宣言>

 

 4時起床。尼崎市の自宅。
 夜明けごろに外に出ると、猛烈な気温と湿気が全身を包んだ。私にはやや懐かしくもある。マニラかバンコクだ。もっともあちらでも朝はもっと爽やかなのだが。新聞を買いに入ったコンビニの冷気に包まれるとホッとする。この感覚も南国のそれに似ている。
 あるきながら、ようやく全身のバランスが戻ってきたと感じる。さまざまな僻地で、さまざまな修羅場で肉体を酷使してきたが、こういう疲れ方ははじめてだった。まあ、知事選挙なんて一生のうち何度も出るわけはないので当然だが。今も書いていて思ったが、なんでこんなことやらかしたかなあ。その「端緒」の部分が作家としてはもっとも興味があるのだが、どう考えてもわからないのだ。まもなく出る「知事戦記」を読み返しても「そうだ、選挙、出よう」としか理解できない。「なぜ、命をかけてまで山に挑戦するのだ」「そこに山があるから」の有名なあのやりとりのレベルである。

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