2017年7月1日号。<あといちにち>。

 2時起床。神戸市。
 今日は神戸で最終日の演説をする。私の場合は「選挙活動」ではなく、あくまでも「演説」なのだ。言葉の神に少しだけ愛されたこの力を、兵庫県民のみなさんに対して使っていきたい。こんなことをやらかす前と、私の選挙というものに対する認識は劇的に変わってきた。言葉で生きてきた自分は甘いとわかった。そんな奴はしょせん、インディーズなのだ。私は組織を離れてこうした生き方をしてきたが、たまたまさまざまな人々に恵まれてそこで食えてきた。けれども、選挙となるとただの赤ん坊である。これまでやや積み上げてきたことなど、何の役にも立たない。いやあ、参った。そして愉しい。
 「組織票」という言葉が大マスコミで出回っているが、私は昨日の演説で「それを無批判に私たちが言っていることそのものがおかしいのではないか」ということだ。マスコミを批判すると票が減るので、わりと控えているが、ライブでは。真っ当な民主主義国家において「組織票」という言葉が出回るわけがない。自分が手にしている一票は、どんな日本国民であっても最後の武器だ。票に名前は書かない。日々の人生でどういう抑圧を受けていても、そこでは個人の抵抗ができるというのが、民主主義という、尊敬してやまない故三宅久之翁の「くだらない仕組みだが、これしかないんだ」なのである。その原理原則は守りたい。
 ときどき、三宅さんとやしきたかじんさんが後ろにいるな、と感じることがある。ご存命ならば、きっと駆けつけてくれた二人が突然に亡くなられたことが、逆に私の背中を押した。心に言われてきたことをやらなくてはいけないと。「何しとんねん。テレビでアホみたいに喋っとる場合か。ハシモトみろ、ハシモトを」とたかじんさんはいいそうだ。橋下さんと私とは違うのだが(笑)。

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