2017年4月5日号。<なるほど。「お隣さんの復活」が宅配業者から。いいではないか>。

  • <北朝鮮「テロ国家」再指定求める/米下院で可決>
  • <アメリカがなぜいまの日米同盟に不満なのか>
  • <留守の時「隣の家に配達を」/再配達減少に、事前指定制>

 

 4時起床。
 いい季節だなあ、と花曇りの空を見上げる。昔はこうは行かなかった。だいたい5月の連休近くに行われる灘校の文化祭に私は、そのために1年のほかの時間は生きていたのだろうというほど力を込めていた。勉強をまったくしなかった私は何のためにあそこにいたのであろうか。野球の強豪校に入って、しかも野球部にいるのに、ひとりネット裏でサッカーをしていたようなものだ。素晴らしい友人たちを得たので、それでいいのだが。文化祭だ。文化祭を仕切りたいがために生徒会長までやった。あそこで受験を捨てたとなると、これほどのヒマ人はないからね。
 ところが。その本番に至るまでの疾風怒濤のひとつきほどは、ずっと花粉が飛んでいたのである。ようやく花粉症という名前が認知されだしたころではあったが、治療は普及していなかった。私は小学校の頃からこの季節には鼻がズルズルだったのだが、医学博士にして開業医の亡父はあろうことか「根性が据わっていないからだ」と家の前の公園で毎朝、裸でランニングさせた。

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