- 日記
- <ナイチンゲールの7つの素顔>
- <MRJの開発状況について>
4時起床。
相変わらず私は学習しない。人生、毎日が祝祭日なので(大丈夫か)国が決めた祝祭日の概念がない。明日も休みなんですね。これも私が嫌いななんとかマンデーなのかと思いきや、春分の日はだいたい20日と21日の間で動くので、そう外れでもないらしい。連休前の土曜日は私の周囲の都心の料飲店はほぼ必ず休むのである。例によって行きつけの店のすべてにふられて、市ヶ谷駅周辺のチェーン焼鳥屋へ。昔と違ってこういうところもほどほど旨いのでがっかりはしないが。何よりも恥ずかしいので書きたくなかったが、早い時刻からやっているのだ。
入る前に駅前の文教堂で本を買う。この順番は大切で、酔っぱらって買うならば翌朝「なんでこんなもん読もうと思ったんが」となる。なによりも買ったばかりの本を呑み屋のカウンターでほろほろとなりながら読むほどの幸せがあるだろうか。日本人が本好きなのは立派だなあと、今でも思う。電車の中でもみな読んでいる。でも居酒屋で呑みながらという人はそうは見ない。週刊誌や夕刊紙はあっても。もっともこれはやや危ないものであって、何を読んだか、内容をすっかりと忘れてしまうことも多い。いいのですよ。また同じところを読み返せば。一冊で何度もおいしいのだから(笑)。
最初に頼む肴は「たたきキュウリ」だ。女性の読者は「とほほ」と思われたかも知れない。そう、東京の家では飯を作らない私は、居酒屋に行くと必ず野菜モノを頼むのである。以前も書いたが、行きつけの個人店に寄った時は女将が黙っていても恵んでくれる。「お通し」が野菜系だと心の中で「わあい」と小さく叫ぶのだ。外に出てもまだ明るい。漕ぎ季節は困ったものだ。まっとうな人生を送っておられる方々が仕事の話をしながら歩いている。歩道で近づくと酒の匂いを感じ取られそうで、すれ違いざまに私は車道へと相手を避けるのであった。
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