2017年2月27日号。<日本人はバケモノだと他国に思われていることを、実はあまり私たちはあまり知らない。カズ、カサイ>。

  • 日記
  • <両陛下、埋もれた歴史めぐる旅/あすからベトナム・タイ訪問>
  • <50歳でプレーしたキング・カズを海外メディアも「レジェンド」と一斉報道>

 3時起床。東京に戻ってきた。その道中がけっこう辛くて。
 22日の日記で左足のカカトにガラス片が入ったらしいということを書いた。自分でも読み返して酷いと思うのだが、爪切りか何かで抜こうとして、結局は結果を放棄しているのである。「抜けたような気がした」だ。抜けてなかった。歩くというのはヒトの基本的な行動なので、そのあとずっとガラス片は私の足をジクジクと切りつけ続けていたということだ。
 いま、麹町の家でまだややびっこは引きながらも「カカトにガラス片が入っていない人生とは、こんなに楽しいものか」と感動している。これを読んでまず深いため息をついているのはドクター弟であろう。「なぜ、フツーのヒトならばまず考えることが、あの気の狂った兄にはわからないのか」とおそらく50年近く、考えていたのである。ケガをしたら医者に行く。学校に落ちたら次を考える。会社など勢いで辞めない。などなど、さんざん迷惑をかけたせいで、頭のテッペンの髪の毛が怪しくなっている。もっと気の毒なのは弟の嫁さんだ。弟に惚れたにしても、まさかこんな変態がついてくるとは思っていなかったであろう。更に言うと弟夫婦の子どもたちで…いや、これは意外と面白がってくれているのである。適応能力というか。

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