2016年5月7日号付録。<週報『迂闊屋』20160507号>
週報『迂闊屋』20160507号
0. 目次
1.ごあいさつ・迂闊屋通信 / 2.お知らせ / 3.「世論社通信」その83 / 4.お呼びでない
1.ごあいさつ・迂闊屋通信
ーみなさま、こんにちは。迂闊屋Bです。
ーCです。勝谷誠彦スタッフの迂闊屋が、毎週付録として週報をお送りします。
ー今日はCさんが説明してくれたね。
ーこういう細かなことも必要ですね。Bさんは連休どこかに行きましたか?
ーいや、どこに行っても混んでいるし、事務所の片付けもあったから、結局都内から出なかったよ。三軒茶屋あたりで呑んだくらいかなあ。
ー三茶は珍しいですね。どうでした?
ーいやあ面白かった。若者が多いんだけど、ハシゴするのに良さそうな店が多かったよ。小洒落た餃子屋さんとか。ワイン呑みながら餃子を食べるのも良かったよ。Cさんは?
ーやっぱり閉じこもっていました。
ーそうだよねえ。で、テレビで渋滞の映像を見て溜飲を下げるという。
ーそうそう、そうなんですよ。
ーなんだか小さいね。
ー小さいですね。
ーそういえば、1年半ぐらい前だったと思ったけど、マリックスラインの船の上で『血気酒会』をやるというアイデアが出たよね。確か「5月ごろにやろう」という話だったと思うけど。
ーありました!すっかり忘れてました。そろそろ『血気酒会』もやるのかな。
ーこの間、安曇野開催が中止になったけど、遠くても長野だから、関西でやりたいよね。機材の問題は置いといて。
ーいつも機材と配信は、ヨロン社長が「俺がやる」って言ってやっているので、関西開催になってもやるんでしょうね。そういえば、最近また機材をいろいろ揃えているらしいです。
ー「パナソニックのDMC-G7が、価格も下がってきて狙い所だ!」って興奮してたね。一眼レフなんだけど、動画性能も優れているらしいよ。
ーあの人はあまり夜遊びしないので、それぐらいしか楽しみないんでしょうね。それはそれで健全と言えるのかもしれないけど。
ーまた、機材自慢を聞かされるのかなあ。
ーまあ、良いんじゃないですか。あ、そうだ。ひとつ思いつきました。
ー何?
ー『血気酒会』で、機材紹介も行うというのはどうでしょうか。あとからオマケで付けるとか。
ーええ?そんなの面白いと思う人はいるのかなあ。
ー社長は面白いんじゃないですか?
ーそれで良いのかな?
ーまあ、オマケなんで。プロの方の意見も聞けるかもしれないし、家庭用ばかりだから、これから一眼レフカメラやビデオカメラを買おうと思っている人にとっては参考になるかもしれないし。
ーそれも良いかもね。タイトルは?
ー『ヘロヘロ機材紹介コーナー』
ーう〜ん、複雑。
2.お知らせ
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3.「世論社通信」その83
東良美季(作家)
(先週の続き)当時のソフト・オン・デマンド(以下SODと略)広報担当・O氏は、『全裸フィギュアスケート』という作品を宣伝するに際し、「毎日違うメディアにそのこの紹介記事を出したい」と考えた。撮影は都内の某スケートリンクを夜中に貸し切って行われたが、彼は大型のロケバスをチャーターし、各誌の記者、カメラマンを取材をさせた。本人は「この作品だけは売ってやろうと、ちょっとムキになってましたね」と笑った。というのは記事はO氏の思惑通りすべての週刊誌、夕刊紙等の誌面を派手に飾ったが、それがちょっと派手過ぎた。当局の反感を買ったのだ。リンクが屋外だったことにもつけ込まれる。結局、公然わいせつ罪で書類送検の憂き目に遭うことになる。ただし、これこそが最大の宣伝となった。
摘発され作品はお蔵入りし製作費をすべてドブに捨てることにはなったが(リンクの使用料に女優のギャラを考えると、決して安い金額ではなかったはずだ)、これによってSODというAVメーカーはひとつの揺るぎないブランド・イメージを獲得することになる。この事件がひとつの「伝説」の始まりだった。「幻想」と呼んだ方が正しいかもしれない。