2014年2月9日号。<東京は空前の大雪。さて都知事選にどう反映されるか。「雪のせいだ」と言われないことが有権者の底力だぞ>。

2014年2月9日号。<東京は空前の大雪。さて都知事選にどう反映されるか。「雪のせいだ」と言われないことが有権者の底力だぞ>。

 3時起床。
 ええ、北朝鮮の工作員のカツヤです(泣)。T-1君、この誤植はいかんぜよ。
  <ソチ五輪襲撃を宣言するチェチェ・マフィア…もとい、雪が降ったので犬のように喜んで銀座にでたカツヤ>
 http://on.fb.me/1g7Xboa
 ソチ五輪の今だからこそ「チェチェン・マフィア」なんでしょうよ。「チェチェ・マフィア」だったらあんた「主体思想マフィア」で北朝鮮だろうが。まあ、正確にはと「チュチェ思想」だけど。
 言われてみるとそういう気もしてくるのが怖い。銀座4丁目の交差点に「主体思想マフィア」が立っていても、拉致犯罪がバレる前の日本国では不思議はなかったからなあ。文句つけたら朝鮮総連がやってきたものだ。
 みなさん、お好きですね。迂闊屋どもが勝手にやっているFacebookだが、これまででいちばん訪問者が多かったのではないか。私としてはビミョーなところだが、もうこのさいヤケクソでどんどん広めて下さい。
 ちょっと歴史的な雪が降ったので外に出てみたのだ。こういう時、写真屋はじっとこもっている気にならない。この風景の一片をどうしても自分のカメラで切り取ろうと思うのである。大雪の東京を歩いた紀行はこのあとで。T-1君はこの写真を撮ってもらったあと、あとで書くようにがうるさく言うので買い物につきあわせたあと帰した。口が「酒、酒」と言っていたけど。
 Facebookの書き込みに
 <勝谷さん不振人物ですよ>
 というのがあって、まことに受けた。私の人生はずっと確かに<不振>です。わはははははは。ありがとう。
 銃を持っているみたい、というものもあったが、カメラというのは限りなく銃に似ているのです。私の格好もかなり戦場モードだ。こういう色彩は微妙でね。迷彩を着ると兵士と間違われて撃たれる。しかし、派手であってもいけない。だからこういう色彩になる。ゴム長靴もコートも、まあ、そういう時に使っていたものです。現物そのものは代替わりしているけど。サングラスは太陽が出た時のためだな。いま現在は降っていて暗くても、雪がある時はこのくらいの方がいい。手袋は片方だけしていて、もう一方はわかりにくいだろうが、胸のポケットにかけてある。撮影する時以外は、それを装着していないと寒冷地では、手が痺れるので。
 素人に撮らせたものなので、若干は逆光になっているが、まあまあです。うしろに銀座線の入り口の表示が読み取れるでしょう。

 今日の最大のニュースはやはり東京の大雪でしょうね。雪国のあなたや、あなたは笑いながら読んで下さい。私の完全装備も、いちおう軽井沢の住人としては当たりまえのことだったのだが。
 その軽井沢での同級生たちとのスキー合宿を(きっと滑るわけなくて呑んでいただろうが)キャンセルした私は、嬉々として街にあの格好で出たのである。
 ちょうど、いくつか用事があった。明日の『スッキリ!!』終わりででも日本テレビから歩いて銀座に出ようかと考えていたのだが、ちょうどいいや。こんな大雪の銀座を撮っておくのもありかな、と思って出かけたのである。車で向かう途中、あの雪の中を皇居のお堀の横を走っている人たちがいるのには仰天した。ある種のビョーキですね。
 週半ばに、ひとつ会食がある。私はいつもの格好で行こうとしていたのだがT-1君が「それはやめて下さいよ。いくら何でも空気というものがあるでしょう」と阻止する。「何を言う。今の私はユニクロサンボではないぞ。ちゃんと京都デニムをはいておるんだぞ」と反論したが「いやいや、スーツをちゃんと着ていかなくては」らしいのである。
 スーツはあるのだ。この日記でも触れた『インブルー』の製品である。あともう一着、イスラエル製の『バキール』も。だけど、ネクタイがない。靴もない。話すとややこしいことになるが、私は癇癪を起こして家をかえるたびに、全部捨ててしまう。いや、セコいので軽井沢に送ってしまったりもするが、それはダンボールの中だ。ネクタイは一本しかないし、靴も葬式の時にはいていくのをどこぞのバッタ店で買っただけだ。
 「それはマズいっしょ」とT-1君は言う。「じゃあ、新橋あたりの100円ショップで」と提案したのだが「それはないっしょ」とあくまでも主張するのである。
 雪が良くなかった。写真を撮るために(アホである)銀座四丁目にいたのも良くなかった。目の前は三越である。「ここに行きましょうよ」でふらふらと入ってしまった。
 買い物をするために銀座の三越などに入ったのははじめてではなかったか。実家にいた時は大丸の外商を呼びつけていた「ママ」であったが、ひとりになってからはデパートなどまったく行ったことがない。
 まずはネクタイだが、思ったほど高くなくてちょっとホッとした。私の好きなアカスキュータムを買う。なぜ好きかというと、まだ20代の時にロンドンの本店でトレンチコートを買った時に、ベルトに不備があると手紙を送ったならば(メールなんてもちろんないんですよ)すぐに代替品を航空便で寄越したからだ。顧客を大切にする店というのはこういうものかと学んだ。
 靴も買った。また、はいた時に書くと思うが、これも国産にこだわりました。書いていて異常だと思うが、ここに至るまでスーツにあう靴はもっていなかったのだ。お葬式の時なども、黒に近いスニーカーでしたからね。いろいろと勉強になる、というか、私はどうやってここまで社会生活をしてきたのだろう。助言をする人がいなかったんだなあ。   
 雪の東京ばなし、まだ続けましょう。T-1君を帰してちょうど正午過ぎだった。「靴も買いましょう」とか言われないこういう解き放たれた時間は楽しい。じゃあ、雪の銀座界隈でひとりで遊ぼうじゃないかと思う。
 スナップを撮ろうと思っていたのでニコンの愛機を持ってきていた。しかし、これがまことに不調なのだ。もともと具合が悪いのはわかっていたが、ちょっとひどい。ふと、思った。ニコンのプロサービスは銀座じゃないか、と。だったら寄って行こう。
 銀座4丁目からやや新橋寄りにそれはある。実は私はここを訪ねるのははじめてだ。浅草の我妻橋にあった時は毎月のように私か助手が行っていたが、デジタル化とともにほぼカメラを置いたころに、ニコンは銀座に戻ってきた。当たり前だと思う。昔はここだったのだが、バブルのころにあちらに行って、どれほど不便だったことか。その不便さでニコンからキャノに乗り換えた写真家を私はかなり知っている。
 おどおどと受付に行くがたまたまストラップがNPSつまりニコンプロサービスのものだったのでそちらに行けと言われる。しかし私は会員証などもうとっくにどこにいったかわからなくて、またアマチュアの方の戻される。そちらではみなさんが絶好調である。「日比谷公園で撮っていたらちょっと調子が悪くなっちゃってさあ」とか、故障よりもご自身の撮影体験を語るのが長いこと。これも雪の日ならではの風物なので、興味深く拝見しながら並んでいた。
 さて、昼飯をどうしようか。一日一食の私だが、特異な体験をした時にはその枠を外す。何十年にいちどの銀座にいるんだから、やってみようじゃないですか。
 築地まで歩いた。場外でふらりと入りたい店がいくつかあるのだが、予約をして行くのは私は嫌いだ。昨日のような天候ならばあいているのではないかと思ったのである。
 その通りだった。何度行っても入れなかった『パラディーゾ』に席があった。
 http://r.gnavi.co.jp/k3dh8u9n0000/
 微発泡の「ファランギーナ ポンペイアーノ ヴィヴァーチェ」を呑みつつ頼んだマリネは絶品としか言いようがない。築地ならではの新鮮なセグロイワシ、サーモン、メカジキ、タコがそれぞれの味わいでつけ込まれている。鮨屋の技を見るようでしたね。築地に立地している価値があると感じた。アクアパッツィアがついぞ出て来ずに席を立ったなど、オペレーションに若干の難はあるが、わざわざ築地まで行くべき店です。「予約慣れ」しているとすれば店のために惜しむ。飛び込みで行けたことは面白かったなあ。

 すみません。東京ではあまりに雪が珍しいのでどうしても体験談になってしまった。しかも気象庁が「外に出るな」と言っているのに、わざわざ出かけたので。
 世界に目を向けよう。ソチ五輪の開会式、オバマ大統領などの各国の首脳は欠席した。日本国の大マスコミは「同性愛禁止法に対する反発」などとしきりに書くが、そんなわけないでしょ(笑)。国際秩序にかかわる大舞台をささいなことで投げ出すわけがない。同性愛者の人権は大切だが、有権者の中でのパーセントはそんなに大きくはない。アメリカやフランスの大統領が行かなかったのばひとつには「怖い」(テロへの評価がそれぞれの工作機関ではっきりしなかっかから)のと「別にロシアとかかわっていいことはない」からだ。その中で、安倍晋三首相はきちんと出席した上で、首脳会談までした。見事だと言っていい。
 <プーチン大統領/愛犬「ユメ」を伴い安倍首相を歓迎>
 http://japanese.ruvr.ru/2014_02_08/128475249/
 <安倍首相らの車が大統領官邸の入り口に近づいた時、プーチン大統領は、昨年7月、秋田県から贈られた犬の「ユメ」を連れて外に出、首相を出迎えた。安倍首相はすぐにこれに気づいたが、「ユメ」は報道陣のカメラのフラッシュに驚き、恥ずかししそうに客人達を中へと引き入れた。玄関ホールで、プーチン大統領と安倍首相は、犬についてひとしきり言葉を交わした。安倍首相がロシア語で「ハローシャヤ・サバーカ(よい犬ですね)」と褒めて「ユメ」を撫でると、大統領は「でも時々噛むんですよ(ロシア語で)」と応じ、首相に注意を促した。>
 これぞ「外交」である。外務省もよくやったし開会式でもずっと横に立っていた元NTT広報であり「日本のゲッペルス」(褒めているのよ・笑)世耕弘成官房副長官が仕掛けているのかなとも思う。<ハローシャヤ・サバーカ>を激務の中で覚えてしっかりと言えるのはなかなかできない。安倍さんは歴代の首相の中でも、外交に長けていると感じる。

 ちょっとここからしばらくはやはり五輪ニュースは、ジジイの感情的に欠かせないので付き合って下さい。
 愛子ちゃん、それでいいんだよ。
 <上村またも4位、悲願のメダル届かず 女子モーグル>
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK09001_Z00C14A2000000/
 <ソチ冬季五輪第2日の8日、フリースタイルスキーの女子モーグルで5度目の五輪だった上村愛子(34)はあと一歩でメダルに届かず、2大会連続の4位となった。>
 各社見たけど、みんな<届かず>なんだよなあ。一社でも<愛子、それでいい>という記者の叫びが入るような見出しが欲しかった。<愛子、ありがとう>はあざとい。ひとつでも<それでいい>という見出しがあれば、上村愛子さんがどれほど嬉しかったことだろう
 今回の金メダリストにはきっと国民栄誉賞とうい話があるだろう。その時にぜひ、上村愛子さんも一緒に入れて欲しいと私は安倍さんに言ってみようか。ほとんどの私たちは上村愛子なのである。決して人生で目指した最終的なものには手が届かない。しかし、それを目指していて、最後に微笑んで終わっていく。「ひとつだけの花」ではなくてね。

2014年2月9日号。<東京は空前の大雪。さて都知事選にどう反映されるか。「雪のせいだ」と言われないことが有権者の底力だぞ>。”へ1件のコメント

  1. 小南 稔彦 より:

    4着でも好い。素敵だ。

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