2013年8月15日号。<8月15日に考える。私たちはいつまで「戦後」と呼び続けるのだろう、と>。

2013年8月15日号。<8月15日に考える。私たちはいつまで「戦後」と呼び続けるのだろう、と>。  4時起床。  68回目の8月15日が巡ってきた。あの戦争で亡くなられたすべての人々に、心から哀悼の意を捧げる。  今日も日本武道館では全国戦没者追悼式が行われるだろう。  この儀式がいつまで続けられるのかとふと考える私は不敬で不遜だろうか。100年たっても200年たっても、戦争の記憶をじかに持っている人々がいなくなっても、8月15日は特別な日で有り続けるのだろうか。  日清戦争でも日露戦争でも、いや第一次世界大戦でも多くの将兵や民間人が亡くなっている。しかし、それらの戦争が終わった日に今日のような儀礼は今は行われない。  ではなぜ8月15日なのか。「最後の戦争」が終わった日なので、それが過去のすべてを上書きしているとは考えられる。しかしそれ以上の本質から、私たちは長く目をそむけてきた。「負

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