2012年3月11日号。<生かされてある私たちよ。「雄々しく」立ち上がれ3月11日に!>。

 2012年3月11日号。<生かされてある私たちよ。「雄々しく」立ち上がれ3月11日に!>。  3時半起床。高松。  私たちは生きている。どういう奇しき手によってであるかはわからないが、生かされている。ならば生きてあるものとしてのなすべきことをなさねばならない。ちょうど1年前にその思いを半ばで断たれたひとびとのためにも。  東日本大震災から1周年を迎えた。昨日あたりから大マスコミではお節料理を用意していたかのように次々と、眉間に皺を寄せた人々がさまざまなことを語っている。なぜかこういう時に私はお呼びがかからな。まだ真っ暗な瀬戸内海を見おろす部屋でこの稿を書いている。船の灯が、ゆっくりと闇を切り裂いて進んでいく。  私たちは生きている。  そのことを改めて実感したのは先日ここで書いた、福島第1原子力発電所の4号機に起きた「奇跡」を知った時であった。  簡単に復習しておく。4号機は当時、点検中

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