2011年2月11日号。<窓の外、巨刹の甍と私の間に雪ふりしきる京都より>。
2011年2月11日号。<窓の外、巨刹の甍と私の間に雪ふりしきる京都より>。 4時起床。紀元節。京都市。 霏々たる雪が窓の外に舞っている。なんという美しさであろう。もう一日ここにいて、軽やかに雪が積もった街を歩きたいが、今日は『たかじんのそこまで言って委員会』の収録だ。大阪へ向かわなくてはいけない。しかし、仕事を挟んで半日、京都の空気を吸うことができた。それについては、あとで。 エジプト情勢がいよいよ最終局面を迎えてきた。ひょっとすると、もっとも危ういかたちで。 ホテルの部屋に届けられた朝日新聞の一面の大見出しは、 <ムバラク大統領辞任へ> である。中の記事もまるで予定稿のように、市民の喜びなどに触れている。ところがこの日記を書いている間に世界中から飛び込んでくる情報は、それをひっくり返してしまった。ホスニー・ムバラク大統領は「辞めるのをやめた」のだ。朝日新聞もasahi.c