2010年12月5日号。<長門の山の中の温泉にて、びっくりするような人びとと>。

 2010年12月5日号。<長門の山の中の温泉にて、びっくりするような人びとと>。  4時起床。  一畳ほどの大きさの浴槽はちょうど身体を包んでくれるひろがりであって、温泉の40度の湯がほろほろと細胞ひとつひとつに沁みていくようなのである。  恐ろしいほどに目の前に迫っている山々はまだその稜線すら明けそめていない。鳥も啼かぬので夜明けまではまだよほどあるとわかる。やはり西なのだ。私は山口県の長門市にある湯本温泉というところで、この稿に手をつけるまで部屋にある露天風呂に入っていたのであった。  大谷山荘という。その別館である「音信」なる宿だ。  http://www.otozure.jp/  セキュリティのこともあって私はこの場ではどこに泊まっているかは書かないのだが、今これを送った瞬間に出てしまうので大丈夫だろう(笑)。というか、この宿はぜひ来ていただきたいのです。あまりに見事だからである

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