2008年8月16日号。<何十億人を騙す手口を見ていると食品の偽装なんぞは当たり前だと思うよね>。

 2008年8月16日号。<何十億人を騙す手口を見ていると食品の偽装なんぞは当たり前だと思うよね>。  4時半起床。  昼前の靖国の杜は激烈な太陽の光が降り注ぎ、立っているだけで眩暈がするようだった。あの8月15日もこうだったのだろうか。  その酷暑の中を、人々は黙々と拝殿へと向かっていた。  若い人が目立つ。以前は杖をついたり車椅子だったりといった方々がかなりいたものだが、世代交代が進んだようにも思われた。  今年の戦没者追悼式ではついに戦没者の親の列席はなかったそうだ。世代の歯車は、ひとつカチリと回りきったのだろう。  拝殿の前には数百人ほどの人々が並び、参拝の順番を待っていた。私もその最後尾に加わる。  暑いなんてものではない。ここまで歩いてきた分の汗が、立ち止まることによって滝のように全身を流れ下っていくのがわかる。  しかし、誰もがじっと佇立し、ただ列が動けば歩をひとつ前に進める

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