2007年10月13日号。<波田陽区くんの起死回生の一発は内藤大助さんのモノマネか(笑)>。
2007年10月13日号。<波田陽区くんの起死回生の一発は内藤大助さんのモノマネか(笑)>。 5時起床。尼崎市の実家。 雲ひとつない秋天に、窓をあける。都心のビルにしては味わえない、人々の営みを含んだ音と匂いが流れ込んでくる。私が生まれ育った街の空気だ。 7時になると、間延びしたような音がかすかに伝わってきた。どこかの工場の操業開始のサイレンなのだろう。私は一瞬にして、小学生のころの自分になる。 あのころは、もっとサイレンの音は大きく、頻繁に鳴った。いま、サイレンを鳴らすような工場は減り、海辺の工業地帯と私の実家との間には建物も増え、かすかな音がひとつだけ聞こえるようになったのだろう。 今日は窓をあけて小説を書くことにしよう。この家にいた日々を綴っている『天国のいちばん底』なのだから。 昨日はさすがにヘロヘロになった。この日記を送って、8時に都心を出て大阪へ。収録を3本終えて