2007年3月12日号。<従軍慰安婦を言い立てるなら挙証責任は朝日新聞側にある>。

 2007年3月12日号。<従軍慰安婦を言い立てるなら挙証責任は朝日新聞側にある>。  4時起床。  昨日の東京は素晴らしい天気だった。素晴らしいというのは、ずっといい天気だったということではない。午前中の冷たい雨が、午後には嘘のように晴れた。  せっかくの好天だったのに、私は都心の仕事場に籠もって、ずっとシコシコと原稿を書き、ゲラを読んでいた。  しかし、気がつくと窓から差し込む光が力を持ち始めている。  思い立って、窓を明けた。廊下に接するドアもあけ、その廊下の窓も開いた。  すると、風が駆け抜けて行くのである。  どちらかから一方ということではない。ある時は部屋の窓から流れ込み、ある時は廊下から吹いてくる。  たがいに方向をかえて動くたびに、部屋の窓にかけられたカーテンが、膨らんだり、萎んだり。  それは地球の呼吸であり、まるで、いつかいたバリ島やミンドロ島の浜辺のコテージで、波の音

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